エミリーの家

フランスパリに住んでいました。今は日本です。色々なトラブルに巻き込まれます。

パリに住んで気づいた【日本のいいところ】

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「パリって素敵」という人が多いけどフランスは欠点が多い国です。

今日は、パリに住んでみて気づける日本の素晴らしいところをまとめてみたいと思います。

 

電車が美しい〜

日本はダンットツで電車が美しい!!

ピカピカの車体、清潔な座席、どこも壊れていないドア、ビシッと制服を着たプロ意識のある駅員さん、冷暖房完備。

撮り鉄とかが写真を撮りたいのもわかる。

ちなみにパリの地下鉄は本当にひどい。

落書きだらけなのはもちろん、座席が破けている、床がとにかく汚れている、壊れて開かないドアがある、駅員はちょっと汚い私服、冷暖房なし。

さらに駅入り口は常にアンモニア臭がするんです。とにかく電車に乗りたくない。

日本では車内で居眠りとかしていたのは、あの快適な車内のおかげでもあったんですよね〜

機械の精密さにこだわる性格なのかな?清潔さを気にするから?とにかく桁違いにクオリティがいい。

 

日本食が世界一美味しい〜

フランスも美食って言うくらいだし当然美味しいでしょ?

と思うかもしれないがやっぱり日本食が美味しい。

手前味噌ではなく。

フランス人でさえ、日本の方がご飯が美味しいって言うから間違いない。

何と言っても幅が広い。

懐石料理やお寿司は美しいし、お好み焼きやラーメンみたいな屋台メニューも死ぬほど美味しくてメニュー数も豊富。

地方によってまた美味しいご飯があって、噂のケンミンショーは食べ物ネタが尽きない。

しかも、安く食べられる。

炒め物や煮物のような家庭料理でさえ、たくさんの食材を切って処理して手間がかかっている。

外国からしたらかなり手が込んだ料理だってほとんどの人が気づいていないけど、家でご飯を手作りしてくれる人にはもっと感謝しておくべき!

 

家電が選び放題!

日本の家電量販店が本当にすごい!

ヨドバシとかビックカメラみたいな、あんなに品揃えがいい量販店がフランスにはー....と言うかヨーロッパ中探しても無い。

パソコンも印刷機もカメラもマウスも充電器も、日本ならピンからキリまで選び放題。どれを選んでいいかわからないほど色もサイズも選べると言うのに。

フランスはほとんど一択しかない笑。

商業施設なんかによく入っているノジマって電気屋さんはご存知?あの規模が、フランスでいう「なんでも揃う電気屋」のレベルにとても近い。

しかもランナップが結構ひどい。でかくて質の悪い、聞いたことのないメーカーの家電が多い。キャノンとかソニーとか無い!

以前買った大きくて立派なミキサーなんて、全然混ざらないし細かくならない上に、上から内容物がバシャバシャ飛び散る仕様で、日本なら回収するレベル笑。

だからたまに、フランスでおしゃれなセレクトショップを見つけるとマウスや充電器は全部日本からの輸入品。値段は3倍。

日本が当然のように恵まれていたんだなと。

 

テレビが面白い〜

日本はテレビ番組数が多くて、常にニュースやらバラエティやら困らない。

こんなに番組が豊富だから、実家では朝から夜までずーっとテレビが付けっ放しだった。

フランス人は全然テレビなんて見ないけれど、そもそも番組が存在しない笑。

ドラマの数もずっと少ないし、バラエティは無いに等しい。

サッカーの試合を観ようにも有料チャンネルだし、じゃあなんのために部屋にテレビがあるの?笑

まあ最近はNETFLIXなんかもあるからテレビの需要ってフランスでも減ってきているけれど、とはいえニュースさえさらっと流しで伝えたら、あとは30分ずーっとCM流し続けるなんてザラ。

日本ってほんとコンテンツが多かったんだな〜と。

 

警察が優秀!

日本なら警察に相談すれば、大抵のことは対応してもらえる!

フランスは相談なんて形だけで、犯人の捜索なんて相当大きい事件でなければ全くしてもらえない。

スリでも空き巣でも、被害に遭っちゃったら「アンラッキーだったね」というのが彼らの口癖だし犯人が逮捕されない!

日本はすごい。

よく日本の警察が甘いなんていう人がいるが、気持ちはわかるが同じくらい彼らに称賛と感謝の言葉をかけてあげないと。

フランス警察については別記事でも以前書いているので興味ある方はこちらで。

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街にゴミがない

街が清潔〜。

ゴミがない〜

下を向いて歩かなくて大丈夫〜

フランスだとのんきにぼんやり街歩きなんてできない。

なんせ道に犬(人間も)のウンチが多いから!

もちろんゴミも多い!

日本だと誰が掃除しているんだろ?各家の人?フランスでは税金で清掃カーが道をブラッシングしているんだけど、それでも追いつかないくらい汚い。

これ結構イタリアのナポリもひどかった。信じられないレベル。

街をゴミ箱だと思ってるのかな?

日本じゃほとんど税金いらずですもんね〜

 

服を選ぶのが楽しい〜

いろんな服がシーズンごとに入れ替わって、可愛い服からかっこいいテイストまでカラフルで選び放題。バッグも靴もコートも世界中のブランドが手軽に手に入るし、ファッション誌を見るだけでも楽しい〜

まあそれが疲れることもあるけど笑

以前から何度も言っている事だが、フランス人はおしゃれじゃないよ!

ファッションショーをやる場所ってだけでしょ?

彼らは服にはあんまりこだわらないので服のお店も種類ももっと少ないし、そもそもおしゃれしたってほとんど誰も見ない笑。

シンプルと言うか、アクティビティ好きの彼らはカジュアルというか。

ヒールなんて誰も履いてないよ!本当に誰も履いてないよ!

日本人の女の子に話したら、「それもまたおしゃれ〜」って言ってたけど、

うん、まあうん。そうなのか?

とにかく日本の、毎年違うコーデを楽しむみたいな文化は楽しいですね。日本にいた頃は煩わしいと思っていたけど結構ワクワクもありますよね。

 

まとめ

こんなところかな〜

他に何かあったかな?

思いついたらまた書きます

ではまた!

海外(フランス パリ)に住んでよかった事、悪かった事。古い価値観から解放される!?

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最近、海外移住を希望する日本人から「海外に住むのってどう?」という相談をされたのですが、説明がただの愚痴みたいになってしまったので笑、文章にしてゆっくり説明したいと思います。

正直日本に帰りたいとい人が大半を占めるんですけど、移住に興味を持つ人は多いんですよね。そういった人の参考になれば嬉しいです。

 

「帰りたい」と答える人は7割

パリといえば憧れる人も多いと思うのですが、

夫いわく、赴任でパリに住んでいる人の7割が「早く帰りたい」と答えて、3割が「もっと住みたい」「ずっと住みたい」と答えるそうです。

ただ、女性は違います。

私は2度、パリに住む日本人女性のコミュニティの食事会に参加したのですが、ほぼ全員が「とっとと日本に帰りたい!」と答えたんです。

 

海外に住んでよかった事

縛られた価値観から解き放たれる

日本にいると当たり前で気づかなかった、けれどストレスの元だった習慣から解き放たれるのが何よりよかったと思える点でした。

例えば

  • 時間外・長時間労働。
  • 「頑張る」「一生懸命」という言葉
  • 結婚式の高すぎる祝儀
  • 日本特有の狭い美人・イケメン枠
  • 女性に介護とか家事とか育児とかの責任がくる

子供がいる家族だと、仕事から早く帰ってきて育児を二人でできるというのが一番幸せな事らしいです。女性の多くが海外に住む利点として一番に挙げますね。

そのほか「頑張る」みたいな海外に無い言葉で企業戦士に洗脳されてしまうところとか....まあその辺の細かいことは、以前のブログにも書いたので、気になる方はそちらを読んでください↓主に女性向けの記事になりますが...

 

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自分の容姿が全く気にならなくなる

日本にいるときは「鼻が低い」だの「足が短い」だのって....気にしていたし、多くの人がそういう容姿を気にすると思うのですが、海外でいろんな人種と関わる機会があるなら、そんな悩みが0%になります。

他の人種から見れば、日本人なんてみんな同じような顔に見えるわけで、目の大きさや痩せ方で競っているのってどんぐりの背比べ程度だったと気づけます。

そもそもモテるかどうかって日本ほど外見に依存しません。

このストレスから解き放たれるのはとても気分がいいです!

 

災害の心配なし!

日本では地震・噴火・台風・水害なんて当たり前になってしまいますが、外国は(場所によるけど)日本に比べて何にも心配がなくて、もちろんスマホが警報を鳴らすなんて事もおきないので、命の心配をせずに過ごせる幸せが味わえます。日本ではピリピリしてたなあって。

思ったよりずっと平和で心地よかったです。

 

花粉症が無い!

正確にはちょっとはあるんですけど、日本でひどい花粉症の私でも、年に2日ほど痒かっただけで、春の気持ちいい気候を過ごせました。

 

海外に住んで悪かったこと

飽きる!

まず言っておきたいのですが、海外も1年経てば飽きます。ワクワクなんて1ヶ月しか保ちません。

多分海外移住を考えている人ってワクワクした気持ちだと思うのですが、他に行きたい理由が少ないなら2年経った頃「別の国に行きたい〜」って言ってます多分笑。

 

道が汚い!

パリならではかもしれませんが、とにかく道に犬のウンチが落ちまくっているので、常に下を見て気をつけなければいけないし臭い。

地下鉄が汚くて臭い。冷暖房なし。だから移動したく無いし家にこもりがちになりました....。

 

物乞いがとにかく多い

どうしてあげたらいいのか外国人の私にはよくわからないです。たまに小銭をあげてましたが、フランス人曰く、ホームレスのふりをしてお金を盗んだりするジプシーもたくさんいるから気をつけなくてはいけないんですって。疲れます。

 

書類仕事で一日が終わる

これは住まないと実感ないと思うのですが、家賃・電気代・TAX・滞在資格、スマホの契約など書類は全部フランス語です。もう書類処理で一年が終わってしまう!

現地語を完璧に勉強したいと思わないなら住んでも書類手続きで生活が終わってしまいます。

 

警察や病院には簡単に頼れない

税金はフランスにたっぷり払っているのに、公共のサービスはほぼ受けられません。フランス語ができないと救急車も呼べません。

さらに言葉がわからなかったために違反などをしてしまい、またバカ高いペナルティを支払わされます。

お金は思ったより余計にかかります。

 

で、結局どうなの?

移住希望者の3割が、住んでみたら「もうやだ帰りたい」と感じるみたいですね。

女性の割合が多いのはやはり生活部分にストレスが多いせいだと思います。

そもそも「移住」となると、現地に永住許可が出るような仕事が必要です。そうでないなら移住を推進している東南アジアなどしか選べないと思います。

結論、移住ではなくまずは2年以上住んでみないと危ないと思います。

2〜3年住んで、「いいね!」となるまでは移住しても後悔する可能性が高いです。

パリ革命記念日(バスティーユデイ)最高の過ごし方・花火とパレードのコツ!

7月14日はパリ革命記念日です。最も効率の良い見学の仕方を教えます。参考にどうぞ。

パリの一番大きなお祭りの日です。英語ではBastille day(バスティーユデイ)、フランス語ではParis féte(パリフェット)といます。シャンゼリゼ通りでは警察・軍の大掛かりな大パレード!上空では軍航空機が行進し発煙筒で模様を描きます。また、最大の見所はエッフェル塔から上がる芸術的な花火です!

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2018年撮影
スケジュール

 

パレード 09:00〜12:00
花火 23:00〜23:40

 

注意点

  • パレードは長時間日光に晒される。
  • 近くで水は売っていない。必ず持参する。
  • 花火はシャンドマルス公園以外の場所では楽しめない。
  • 花火の帰りに電車・タクシーを使うのはほぼ不可能。必ず徒歩で帰れる場所にホテルを取ること。
  • 体力のない方や子供づれの場合、テレビ中継の方が楽しめる。

状況に合わせて見学方法を選ぶ

1 テレビ中継

当時はホテルのチャンネルをつければほぼ全ての局でフェスティバルの中継が一日中流されています。その場所に行く臨場感や大きな感動は味わえませんが、快適な部屋でワインとおつまみを片手に見学パーティーをするのも楽しくておすすめ。特にパレードは実際に行くより良い角度で、一般客に公開されない大統領演説や楽団なども楽しめます。花火はシャンドマルス公園以外からは楽しめないプログラムになっていますが、待ち時間がかなり辛いので、子供づれならかなり遠くから花火のパチパチを観る程度にして、あとはテレビで観ることをおすすめします。

 

2 高層マンションの知人宅やホテルから

筆者は2017年知人宅に招待してもらい花火を見学しました。とても楽しいしガラス越しに花火が見えるのは贅沢なのですが、花火のプログラムは会場の音楽と、正面のプロジェクションマッピングあってこそなので、横や後ろからでは魅力的に見えません。結局部屋でテレビ中継を同時に流しながら観ました。「あ、こうなってたんだ〜!」ってなります。エッフェル塔が見えるホテルを取っても同じことが起こります。花火だね・・とはなりますが感動はできません。エッフェル塔から花火が打ち上がるのです。でも、高層ビルからパリ中を眺められるのでそれだけでも楽しかったりします。温かい作りたての食事もマンションならではの楽しみ方ですね。

 

3 現地に見学しに行く!

現地での見学方法とコツを写真付きでご説明します。

パレード

持ち物:水、帽子、タオル、サングラスあれば(※三脚と自撮り棒は持ち込み不可)

およそ9:00〜12:00までと結構長いのでご注意ください。会場へは朝8:00には着くつもりでいましょう。8:00でも遅い方です。

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ほぼ全ての道路が封鎖されており、シャンゼリゼ通りに近づくのが大変です。上の写真はアレクサンドル3世橋です。ここから入場できます。招待状の有り無しで列が分かれます。荷物検査があるので15分ほど待たされます。ここからシャンゼリゼ通りの見学スペースまでさらに15分ほど歩きます。

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会場はこのようになっています。柵が二重になっており、この時間だと2列目ということになります。3列になることはありません。1列目を狙うなら朝6:00に現地・・ですかね。試していないのでわかりません。ただ、一列目でも本当に先頭に陣取れなければ、背が低い日本人にはただただ前の人の背中を見つめるだけになってしまいますのでご注意ください。

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このような状態で1時間近く待つことになります。場所によりますがパレードの先頭が到着するのは9:30くらいかもしれません。

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いよいよパレードが始まりました!女性の身長ですと背伸びしなければ見ることができません。脚と首が疲れます。休み休み観ましょう。

海軍・空軍・陸軍・各地方警察・消防士・・・などなど国を支える全ての英雄たちのパレードです。それぞれの制服がバリエーション豊かで楽しく、豪華で威厳があります。部隊ごとに人気に差があるようで、ものすごい歓声が上がる部隊なんかもあります。信じられないほどの部隊数と人数が息の揃ったパレードをします。

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なんと本物の軍事車両や航空機もパレードします!

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わあ・・すごい!!豪華すぎる!

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騎兵隊です。馬がこんなに!!!よく制御できますよね驚きです。この文化日本にはないので結構衝撃です。ナポレオンも、これと同じように凱旋したのでしょうね!制服もそんなに変わっていないでしょうし。ナポレオンがアウステルリッツの戦いの後、このシャンゼリゼ通りをパレードし、この先のアーチをくぐったから、凱旋門なのです。

余談ですが馬のパレードの後は道中がう●ちだらけ。その他ヨーロッパの国々ではちゃんとう●ち受け用の袋が馬の後方に取り付けられているんですけどフランスは道にほったらかすのが普通なんですよ。全く・・・フランスでは警察官が普通に馬に乗って巡回してますが、気をつけないと道に落ちたそれを踏みます。←経験済み

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さて空軍お披露目です!毎年恒例の、色付き発煙筒をつけた航空機がスタートを切ります・・・フランスの愛すべき国旗色である赤・白・青・・・・なんですが。青が一本赤になってる!! えーーっ。軍事パレードの最大の見せ場でこんなミスする?大丈夫この国?この日ツイッターで世界中からからかわれていました笑。日本なら大問題でワイドショー持ちきりなんでしょうけど、全然気にしない所にフランスらしさを感じます。ほんっと適当だよね!

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美しく並んだ航空機がパレード!動画でお見せできないのが残念でならないのですが、写真よりずっと大きく見えて音がものすごいです。たくさんの種類の軍用航空機が見られますよ!

 

ここまでで開始からおよそ3時間。時間は12:00過ぎです。帰りも人混みで結構大変です。

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この日、全ての軍人や警察官はスーパーヒーローです!!そもそもこのパレードの目的は、彼らを讃えるだけでなく、子供達に「将来軍人さんになる!」と思ってもらうための役割が大きいのです。無料で配られている紙のフランス国旗も、裏側には「軍・警察志望者募集中!」と書かれています。子供たちを中心に若い女性もキャーキャー言いながら記念撮影してもらいます。軍人さん嬉しそう。誇らしいでしょうね!

 

というわけで、3時間以上立ち続けの上パレードが綺麗に見学できるわけではありません。全貌をしっかり観たいならテレビが勝ってしまいますね。パレードはテレビ、花火は現地で・・・のような選択肢もありです。体力をうまく使ってください。

 

花火

持ち物:水、タオル、帽子、レジャーシート、クッション、軽食

花火の見学ができる場所はシャンドマルス公園です。エッフェル塔正面に続く広い芝生広場の事です。この公園内で見学しないのなら、テレビで見る方がましかもしれません。それくらい、この公園内で見る花火が圧倒的に素晴らしいのです。また、帰りは電車も車も使えないので歩いて帰ることになります。ご注意ください。

花火は23:00開始です。遅くてびっくりしますがその時間にならないとフランスでは日が沈まないのです。

公園には18:00頃に着いておいたほうがいいでしょう。

何も知らなかった私はちょっと早いかな・・と思いつつ21:30に公園に着いたのですが・・・。

↓公園のそばの芝生にすでに大量に人が座っていて度肝を抜かれました。

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ちなみにメトロは封鎖されていて近くでは下車できません。何個か先の駅から歩くことになります。タクシーだと交通規制でこの辺りには入ってこられません。私は家から歩いて来ました。

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↑公園の入り口部分ですでにこれです。ここでは花火が十分には楽しめません。

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↑こちらがシャンドマルス公園です〜。芝生?見えません!人があまりに多すぎて!青ざめました。奥に立っている人が見えると思いますが、一生懸命探しても全然座るスペースがないのです!21:30は遅すぎました。

普通はここでポッキリ折れるでしょうが、フランス生活で「自己主張をする」ということをがっつり教わった私はめげませんでした。端っこの、ほんのちょっとの隙間に無理やり入り込み小さく体育座りをする事に。体が小さくなかったら許されなかったかもしれない・・・。

ここで絶対必要なのがクッションです。そんなでかいもの持って行くなんて・・・と思いますよね?でも絶対必要です。地面は岩のように固くゴツゴツしており、身動きができないまま数時間待つのは本当に地獄ですよ。私は知識がなかったので、持っていたタオル、帽子、カバン、両手、全てをお尻の下に敷きましたが痛いのなんの!鬱血して皮が剥けるんじゃないかとか思いました。時間より日差しよりお尻が辛くてもう帰ろうかと思ってしまいました。

恐らく、狭すぎない場所取りができるのは18:00ごろまでです。

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私が座れたのはこの辺りです。写真奥、エッフェル塔の足元にオレンジ色の光が見えると思うんですが、これはイベント用特設舞台です。歌劇やオーケストラの生演奏が行われていました。全く見えませんが。生演奏も楽しみたいという方は多分朝6時くらいからそこに居ると思われます。正直、日本の花火の場所取りより過酷です。日本ならレジャーシートを名前付きで敷いて放っておけばいいんでしょうがフランスはそんなのどかされてしまいますよ。

開始まであと30分、若くてチャラい感じの外国人の男の子数人が、堂々と立ち見し始めて、何時間も場所取りしていたフランス人が「アッシ!アッシ!(座れ!座れ!)」とコールを始めましたが通じず・・・。まあ日本なら、おじさんが怒鳴るか暴行しだしそうですよね。なんだかんだフランス語で文句言うだけで、外国人が失礼なことをしても飲み込んで受け入れてくれているフランス人をすごく尊敬しました。

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23:00には真っ暗に。カウントダウンが始まります!

ただしここでトラブルが!!結局マナー違反の立ち見客が溢れ、全員立つ羽目になってしまったのです。暗い中一気に両サイドから押し込まれて大変危険な目にあいました。芝生エリアに入りきらず通路にいた人たちが一気に押し込んできたようです。何時間も前から間場所取りしていた子供づれの家族も沢山いたんです。彼らがどうなったのか本当に心配。会場は満員電車状態になってしまいました。

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フランス国旗のプロジェクションマッピングです。みんなでフランス国歌を歌いました!会場の一体感が素晴らしい。現地ならではの体験ですね。ドキドキしてきた。

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開始!

エッフェル塔から!螺旋状に花火が!!こんな花火見たことないです!塔そのものから上下左右に打ち上げるとか日本では見たことがないです。距離が近いので音も迫力があるんですが、とにかく工夫と創作性、芸術性が素晴らしい。花火ってこんなに華やかで可能性を秘めていたの!?

 

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塔の背後の地面からも沢山花火が打ち上がります!全部の花火が音楽に合わせて打ち上がります。

日本の花火大会は、途中、静かにゆっくり特大サイズを披露する時間とかがあると思うんですが、エッフェル塔の花火は常に音楽のリズムとエンタメ性が途切れなくて驚きが尽きません。

音楽は有名なクラシック、アメリカンPOP、フレンチPOP、有名なフレンチクラシックと様々なパートに分かれ、音楽に合わせた色にエッフェル塔が変化していきます。曲は6〜8曲だったと思います。すみません数えていませんでした。

プロジェクションマッピングも、エッフェル塔をよじ登る男が現れたり、ダンスしたり、ピンクのハートがあしらわれた可愛い演出など目が離せません。

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ぐるぐる渦巻き状に放たれた花火!

いやあ・・・圧巻・・・辛い待ち時間が吹き飛んでいく。来てよかった。とんでもなかった。

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動画やライブフォトをここでお見せてきたらもっと凄いって伝わるんですけど!

とにかく色・フラッシュ・花火の形と向きが目まぐるしく変わって、観る人を楽しませ続けるエンタメ性がものすごかったです。

何時間も待っても「見て本当によかった。これは観るべきだね」って夫と話しながら観ました。40分ほどのプログラムなんですがもっと長く感じました。内容がぎっしりだったと言う感じ。常に目を丸くしてしまう感じ。一瞬も飽きませんでした。

こんなエンタメ性あふれる花火って他にあるんでしょうか?私は知らなかった。あの有名なエッフェル塔から!火の玉が大量に放出されるんですよ!

演出上本当に、この公園以外の場所からだと何やってるのか全くわからないです。贅沢ですね。

23:40大きな拍手の中花火終了!!みんなごきげんで歌いながら帰りました。

先ほども書いた通り、帰りに地下鉄は動いていません。遠くの駅まで歩けばそこから動いているかもしれませんが、終電時間が近いですしあまりにも人が多く、乗れるかどうかもわかりません。多分無理です。私は自宅まで歩いて帰れる距離だったので安全でしたが、遠くまで移動するなんて信じられないくらい帰りの移動が困難です!

 

いかがでしたか?私は観てよかったと思いましたが、自分に合った方法で無理なく楽しんでくださいね!それでは!ボンヌソワレ。

 

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知っておいて欲しい【フランス人に関する間違ったニュースやデマ】

パリに住んで2年、短くてもフランスが第二の故郷だと思っているところがあって、ニュースやネット上のフランスに関する間違った書き込みを見ると腹が立つものです。

今回は、ネット上でよく見るフランス人に関するデマや間違った情報についてまとめていきます。

 

フランス人はおしゃれ→違う

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これを言うと、フランス人はおしゃれに決まってる!という人からは「違うでしょ。あなたがファッションをわかっていないのでは?」という反応が返ってきたりします。ちなみにその方はフランスに行ったことは無い・・・。そういう方には、「浅草や京都にいる観光客、そのままの格好で毎日自国で過ごしてるよ」と言うと納得してもらいやすいですが、とにかく彼らのファッションはシンプル。

まずヒールの靴はほとんど履きません。彼らの流行はスニーカーで、しかもメーカーや柄に強くこだわりません。地面が石畳と言うこともありますが、足が痛くなって沢山歩けなくなる事に意味を感じないみたいです。

セーターは毛玉がついた安い素材のものでも堂々としていますし、毎日コーディネートに頭を悩ませることもありません。

毎年の流行色やシルエットの為に買い換えることもありません。

フランスで最も人気のファッションブランドはZARAです。H&Mとユニクロもなかなか人気。

シンプルなところがおしゃれといえばそうなんですが、日本人ほど服にお金をかけないし工夫をしません。なので、

お昼の情報バラエティの「パリジェンヌ風コーデ!」は嘘です。

日本に一時帰国した時見たコーディネートが、ズレすぎていて笑ってしまったほどです。

 

レストランで店員を呼んだけど無視された!→あなたが失礼なだけ

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「店員に無視された」レストランの口コミでこのような日本語の書き込みが多いんです。すごく不満!最低!のような。

しかし、以前記事にも書いたのですがフランスのレストランやカフェで、

注文の時店員を呼ぶのは失礼なことです。

呼んだのに無視されるのは、失礼なことをしたから店員をイラつかせたか、「黙って待って!」と言うことだと思います。文化の違いですね。

ヨーロピアンには常識なのか、観光客でもみんなこの文化を理解してきちんと店員を待って注文するのですけど、日本は情報がなさすぎてわからないですよね。

パリに遊びに来た友人がそうでしたが、フレンチレストランに行く前、フォークの持ち方だとか順番ばかり偏った勉強をして来ますよね?それあまり気にしなくて大丈夫です。だから注文の際の失礼な言動とか気づかないのですよね。知らないのだから仕方ないのですが、それでフランス人が悪く書き込まれているのはかわいそうです。と言うか重ねて失礼です。

 

フランスといえば世界遺産のモン サン ミッシェル!→それ日本だけ

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日本の旅行会社はこぞって、フランスといえば世界遺産のモン サン ミッシェルとポスターを出して売り込みをしているのですが、モン サン ミッシェルは日本以外では結構マイナーな場所です。ドラマの影響で最近は韓国人も多いですが、訪問すると日本人がとっても多くてびっくりします。だいたい半分は日本人。島の中も日本語が溢れかえっています。

まず、世界遺産ならフランス国内だけで42箇所もあります。

「地球の歩き方」に沢山載っていますが、フランスには他にも雰囲気がよく食事が美味しい田舎町は沢山あって、私もそちらをお勧めします。

フランス中を車で旅しましたが、順位をつけるならモン サン ミッシェルは平均以下かな〜・・・と言う感じ。なんせ食事がフランス最低レベル。本当です。特に島内では食べないで下さいね。風景の写真映えならばっちりです。

満潮時に海に囲まれると言うキャッチコピーがロマンチックなのと、インスタ映えのためアジア人には人気です。

日本はモン サン ミッシェルの広告をやりすぎ

日本に帰るたびに「モン サン ミッシェルはもう行った?」って聞かれるのが面倒です。話題作りの為に2回行きましたが、もういいかな・・・と言うかんじ。

 

 

フランスはテロが沢山起きているから危険→日本より安全

フランス国内で暴力事件が起きた際犯人が「神は偉大なり」と叫ぶと、日本で過剰に報道されます。

2015〜2016年にパリとニースで起きたテロが大きく報道されて、しばらく日本人観光客は少なくなった印象です。かなりインパクトがあったのでしょう。

この2年は大きな事件は無くテロを恐れる市民はあまりいないと感じます。

しかし、犯人が「神は偉大なり」と叫ぶと小さな事件でも日本では大きく報道されるので、フランスはテロが心配だし怖いでしょ?と言われます。

でもフランスに住んでいると、日本よりよっぽど命に危険を感じずに暮らせるので変な感じがします。

簡単に数字で比べて見ました。

※報道から自分で数えましたが正確ではありません。

2015〜2018年のフランスのテロ死者数は240人日本は0人という事になりますが、同時期の災害はどうかと言うと、2015〜2017年の日本の災害死者数は458人です。フランスの災害死者数は2017しか調べられませんでしたが3人です。2015〜2016年も大きな災害はなかったのでおそらく数人かと思われます。

体感でもやはり、死を連想するような体験は日本の方が多いです。地震が大変多い、巨大台風がやってくる、豪雨で家が流される、スマホの危険アラームが鳴る・・といった事はフランスではまず起こりません。

ここ数年は、フランス国内でナイフで怪我をさせた小さな事件でも、犯人が「神は偉大なり」と叫べば日本で大きく報道されて世間では「フランスは大変危険」と言う感想で溢れるのですが、それが怖いです。

多分、「またテロが!大変危険ですよ!」といえばキャッチーでクリック数が上がるし盛り上がるから危険だと思い込まされてしまうだけです。

 

フランス人は背が高くて金髪で碧眼!→全然違う

日本のアニメやドラマでは、なぜかよくフランス人を、長身・サラサラ金髪・碧眼に描きがちですが全然違いすぎてなんか恥ずかしいからやめてーー!

フランス人は実は背が高くないです。身長は日本人と同じくらい。

髪の色は普通茶色で天然パーマです。

目の色は明るい茶色が多数派です。

ただ今は多民族国家になって来たので、北欧由来の長身で碧眼の人も居ますし、黒人もアラブ系の民族も沢山居ます。フランス人だからこう、と言う特徴は無くなって来ました。

とはいえサラサラ金髪・碧眼なんていない

 

欧米の男性は親切で優しい→まあそうだけど教育のせいではない。

よくある記事で、欧米男性はレディーファーストで親切。日本男性は不親切と言うものがありますね。日本男性の考え方が差別的でよくないんだ、日本の文化や教育のせいだと言われがちですが、原因はそうではありません。

欧米男性たちが女性に優しいのは、主に「モテたいから」です。

欧米では顔の造形や身長より、まず「親切かどうか」がいい男かダサい男かの判別ポイントになるんです。

女性たち、将来結婚相手に親切で家事を積極的にする人と結婚したいのなら、若い頃から「親切な男性が好き」だと口にしましょう。

意外と単純です。今は罵り合いになる事も目にしますが、喧嘩も必要なくあっという間に変わります。

男性だって、急に責められるより気持ちよく相手に親切にできます。

顔の造形で「イケメン」と判断するようなことをし続けていたら、男性たちは親切にする事なんて意味がないと思ったまま大人になって将来結婚相手に苦労しそうです。

 

 

まとめ

フランスまで飛行機で12時間もかかる日本では、ネットが発達してもなかなか実際の文化を知るのは難しいですよね。

旅行先の口コミはネットで気軽に読めるようになりましたが、書いた人が旅行で数日過ごした経験を元にしていると、本質とずれた過激な意見を目にする事もあります。

逆の立場で、日本に来た観光客に間違った評価やイメージを持たれるのは悔しいし悲しいので、書かせていただきました。

 

うつ病なのに海外 パリに住んでみた。利点と欠点

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うつ病なのにフランスパリに住んで2年。そして日本に帰って来ました。

で、結局どうだったの?幸せだった?不幸だった?

 

パリに2年住んでどうだったか

日本かフランスか、どちらがいいかよく聞かれるんですがはっきり決めるのは難しいですね。いいところも悪いところも大きすぎて、半々・・・かなぁ。という感じです。

特にパリはスリが多いんですよ。とはいえ日本は台風や地震など災害で人が亡くなる可能性が高いので、命の心配が無いフランスの方が幸せともいえますが。

では、フランスの辛いこと、それからフランスの幸せなことを語ります。

【欠点】クレジットカードの不正使用に遭う

クレジットカードの不正使用は二年間で二回!

フランス語が堪能でないと、カード会社にカードを止めてもらうのさえすごく苦労します・・・。英語じゃダメなの?って思う方もいるかもしれませんが日本と同じです。日本人でも、電話口のオペレーターがいきなり英語でペラペラ話されても困惑しますよね。英語が公用語ではない国なので当然うまくいきません。

もう禿げそうなストレスでした・・・

不正使用された後も、自分が使っていない項目を明細(フランス語)から探して申請して、返金してもらうまでが大変ですよ。

カードの不正使用については以前ブログで書いたので、気になる方はこちらの過去記事をご覧ください。

www.emilynoie.com

 

【欠点】車から荷物を全て奪われた

車でパリ市内を走っていた時、犯罪グループにタイヤをパンクさせられ、その後荷物を全て盗られました。旅行に行った帰りだったのでパスポート、クレジットカード類全て、現金、一眼レフカメラなど・・・まあ全てを奪われて、なんとか現地在住の知り合いに電話して借金しました。こういう知り合いがいたからなんとかなりましたが、親戚にも友人にも頼れない場所で暮らすのが大変だと思い知りました。言葉のせいで警察にだってほとんど頼れません。

こちらも詳しくは過去のブログ記事で

www.emilynoie.com

 

【利点】自由な価値観で、心が軽くなる

日本では、料理ができない女性が見下されるような風潮があったり、服は毎年流行りを取り入れなきゃダサいとか、化粧するのはマナーなんて習慣?が有りますよね・・。

そういう習慣に、日本にいた頃は違和感すら感じていませんでしたが、フランスに住んだ今はもう耐えられないほど嫌です。

フランス人は人と比べません。大昔から陸つながりでいろんな国や宗教の人と関わる歴史があったからなのか、自分と人を比べるという価値観を持っていません。住むと体感できます。

服はまあシンプルにまとめれば、毛玉だらけのセーターでも、色落ちした化繊の服でも全く恥ずかしくありません。服にお金をかけなくていいし、靴も毎日スニーカーでいいし、化粧もしなくていいです。日本は同じ人種と同調文化があるから人と比べるんですかね??だって、パリにいて思うのですが、自分と身長も体格も肌の色も、宗教も出身の国も違う人たちの中で、「あのワンピースがダサい」とか?「化粧が濃すぎ・薄すぎ」って思いますか?フランス人はおばあちゃんでも、ピンクの膝上丈のワンピースを着たりしますが、日本人がよく人の服装を見て「年相応の服を着るべき」なんて言っているのを見ると悲しいし、ストレスを感じます。だって、なんだっていいでしょう?人の化粧や服をけなして、けなされた人が幸せを感じますか?

そういう、人からの悪口を気にしなくていいのはかなり幸福です。

そんなことより美味しい食事やスポーツをして過ごそうよ〜!というフランス人の考え方が大好きです。

こういう考え方は、うつ病を改善するのにいい状態を作れたというか、精神的に健康になれます。

 

【利点】働く人が幸福そう

フランスではお客さんと店員の立場は対等です。

神様ではありません笑。

だから理不尽なクレームが全くありません。

経営者と社員の関係も、もっと対等に近いものなので、フランス人はサービス残業をさせられる事もないし、取引先から無理難題を押し付けられるという事もありません。

私はブラック業界で働いて、うつ病になったので、このフランス人の働き方が大好きになりました。

お店の店員さんも、警備員さんも、のびのびと歌いながら働いて笑顔。そういうの見るとこちらも幸せになります。

ただ、サービスが悪いんですけどね。みんな適当だし、スーパーの店員はスマホをいじりながら接客するし、ご機嫌な時もあれば、不機嫌そうな事もあります。素直!でも私は、過労や自殺の多い日本より幸福な国に思えるんですよね。

 

【利点】食事が美味しくて健康的で優雅。

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フランスは美味しいものいっぱいでしょ?って言われますが、本当にそうで、これはヨーロッパの他の国々からも羨ましがられます。

まず野菜が日本より美味しくて安いです。BIOといって、有機野菜も手軽に手に入りますし、季節ごとに野菜が入れ替わり、たくさんの種類の野菜が並ぶので、フランスに居たら生野菜を食べる量が圧倒的に上がります。なにせ人参すらものすごく甘くて美味しいです!色も濃くて栄養価も高いので健康になれます。

レストランも最高です。シェフはかなり時間をかけて料理の内容を練りますし、フランスのレストランは全てコース料理なので、ワインと一緒にゆっくり、上品に、優雅に食べる文化がとても好きです。

日本の料理は世界一美味しいですが、優雅にゆっくり味わって食べる事が少ないのは残念に感じます。また、食洗機が普及して居ない日本では、買ってきたお惣菜をプラスチック容器そのまま食卓に出したりするのは残念に思えます。ゴミも日本はものすごく出ますよね。

 

【欠点】外食が高い、手軽に食事ができない

先ほど書いたようにフランスのレストランは全てコース料理になるので、気軽に安く美味しく食事できる場所が存在しません。日本のファミレスがものすごく恋しくなります!!あとスーパーのお惣菜やお弁当。こういうのも無いので、日本食を食べたいと思ったら懐石料理のようなクオリティのお店に行く事になってしまいます。正直疲れます。お金ももちろんかかります。

 

【利点】旅行がとっても良い!

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陸続きでいろんな国を旅する事ができますし、フランス国内でも旅行がものすごくしやすいです。

まず、夏季休暇は基本的に1ヶ月前後取る事ができます。気候も最高で、夏は暑すぎないし、乾燥して雨が少ないです。ハワイを涼しめにしたような気候がずっと続きます。美しい公園で本を読んだり、田舎のレストランでテラス席で食事するのもなんとも幸福!しかも日本ほどは混雑しません。毎年人生で最高の思い出を作れます。

しかも夏だけでなく春や秋も1週間くらい旅行できます。碧い海も紅葉した葡萄畑も最高に美しいです!ホテルも工夫次第で、安くて広くておしゃれな場所に泊れます。これぞバカンス!

 

【利点】災害がほとんど無い

2年間で地震は一度もありませんでした。震度1すらありません。

台風はありません。

豪雨はたまにありますが、人が死ぬほどではありません。元々豪雨なんて想定して居ない街の造りなので日本より少ない雨量でも氾濫する事はありますが、家が流されるなんて聞いた事がありません。日本では毎年どこかでこんな災害が起こっているので当たり前になりつつありますが、フランスでそれが起こったら歴史的大事件でしょう。

命の危険を考えず毎日生活できるのはとても幸福です。家だって買っても壊れる心配なんてしませんし。

日本に帰ってきたら急に緊急地震速報が鳴り響いたり、復興にかかるお金に悩まなくてはいけないのは辛い・・・です。

 

【利点】結婚も自由、貧乏でも見下されない、共働きしやすい

フランス人はほとんどの人が結婚しませんし、結婚しているか未婚かで格付けされるなんてあり得ません。まあ日本でも最近は、独身だろうと何か言われるということも少なくなっていますかね。

貧乏でも、お金持ちがバカにしてくるなんて事はありません。というのも、フランスは日本より、貧乏な家の子供がお金持ちになるのが大変難しい社会なんです。日本では貧乏だと、「努力が足りない」「バカ」なんてレッテルを貼る人がいる気がしますがフランスではそれは本人のせいでは無いし、バカになんてしません。また、フランスのお金持ちって元々貴族だったりして礼儀をわきまえているので、心に余裕を持っているというか人を傷つけるような行為はしない気がします。自分の裕福さはどうであれ、人にひどく言われないならストレスが少ないですね。

日本よりいち早く共働きの社会を実現したフランスでは、社会の様々な事が共働きありきでできているので、ストレスが少なくて良いです。例えば、フランス人は料理をあまりしません。女性でも。家で毎日何品も用意するなんてしないのが当たり前です。また、洗濯機は乾燥機能つきが当たり前、食洗機が普及している、湯船は普通入らないので風呂掃除なんてあまり必要ありません。とにかく家でこなす家事の量が少ないです。

また、大きいと感じるのがゴミ出しの方法。フランスのゴミ出しは本当に簡単なんです。毎日何時に出しても良いし、プラ容器や瓶は洗わなくてOK!だから、「明日は何のごみだっけ・・」って気にしなくてもいいんです。かなりストレスが減ります。

今日本で女性が辛いのは社会の仕組みと、周りの理解のなさですが、そういうストレスからおさらばできます!

こちらについても以前書いたのでもっと知りたい方は過去記事で

www.emilynoie.com

 

 

【利点】冬とっても暖かい

パリの緯度は北海道と同じくらいなので、かなり寒い地域なんですが、暖房のシステムが日本よりしっかりしているので家の中がとても暖かいです。

私が一番フランスに帰りたいと思うのは実はこれです。

24時間、春のような気持ちの良い温度に家中が保たれているので、外が寒いと忘れるほどです。蛇口からはすぐお湯が出るので、冷たい水で手を洗ったり歯を磨くことも無いです。これはヨーロッパのお湯がタンク式だからです。タンクの中身が空になったらしばらくお湯が出ないと言われますが、実際なくなった事はありませんでした。

日本ももっと、冬暖かくするのが当たり前なら、こたつなんて全く必要ないし、湯船に入る必要もあまりないんですよね。しかも全然風邪ひきません!快適だしストレスフリーです。

 

【欠点】街と公共交通機関が汚い

フランスの街は、色んなところにゴミやう◯ちが落ちていて常に下を向いて歩かないといけません。正直臭いし最悪です。

地下鉄は便利ですがとても汚いです。落書きだらけで不衛生。ところどころ壊れて居る。椅子のシートはボロボロで破れたり。

日本はこの点でトップレベルなので他国に行くとすごく不満に感じます。

フランスは治安とこの汚さのせいで、外出を渋ってしまいがちになります。観光なら気にならない人も居るかもしれませんが住んでこれが日常なのは本当に最悪です・・・

 

まとめ

まだまだありますが今回はここまで。

どちらが幸せですかね〜。

価値観をがっつり変えたという意味で、海外生活はうつ病にはプラス・・だったかな?と思います。劣等感とか、感じる事がなくなりました。

でも言葉の問題もあって、ストレスは本当に大きいし、他国に居るというアウェー感はずっと感じ続けます。日本を結構嫌いでないと、他の国の方を永住するほど好きになるってなかなかレアケースかもしれません。

外国でのストレスなどから、フランスでうつ病になる日本人も居るそうです。

海外在住者への手土産ならこれ!本当に嬉しかったもの。アマゾンですぐ買える

海外に行くとき、現地に住んでいる家族や友人、取引先の社員を訪問するという機会もありますよね。

私もフランスに住んでいる中で、妹や友人が遊びに来たり、日本から出張で来た仕事関係の方と食事をする機会もありました。

もし現地在住の人の家に泊まったり、食事をご馳走になるなら何か手土産を持って行くということもあるかもしれません。

うちは手土産をもらう側だったんですが、日本の食に飢えてる現地人にとっては、意外なものが感動するほど嬉しかったりするんですよ。もう泣くほど嬉しかったですもの。本当、手土産くださった方々本当ありがとうございます!!

欲しいものをまとめるなんておこがましいですけど、買う側にとってはどうせなら喜ばれる物を持って行きたいし、好みをリサーチするなんて面倒ですよね。というわけで、これを持って行くと間違いない!というお土産をまとめます。

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1 懐石茶漬けセット-新橋玉木屋

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(8袋入り) C-8

●消費期限・・・常温で3ヶ月ほど

●予算・・・3000円

今までいただいた中で最も嬉しかったお土産です。この玉木屋さんのお茶漬け。

もうお魚が美味しい!美味しすぎる!

小袋の中身は真空パック入りの魚の切り身と、液体だしです。ご飯とお湯があればどこでも高級茶漬けが完成します。

海外生活って、お米はだいたいどこでも手りますし、永谷園のお茶漬けなら手に入るんですが、鯛とかあさりなどの日本の魚介類は全然手に入らないんですよ。こちらは真空パックに上品な大きさのお魚が包装されており、常温で長期保存しておけるのも最高です。数ヶ月ぶりの鯛やたらこがどれだけ美味しいってもう感動です。

パッケージが上品で、大きすぎず、軽く、年齢を選ばないのも良いです。

会社の取引先の方に、出張でお会いした際にいただきました。海外在住者向けのお土産を選び慣れていると感じた一品。営業の方の気遣い力に感動いたしました。

★6個入り (一人暮らしの方へ)

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(6袋入り) C-6

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(6袋入り) C-6

 

 ★8個入り(二人暮らしの方へ)

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(8袋入り) C-8

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(8袋入り) C-8

 

★11個入り(三人以上の家族暮らしの方へ)

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(11袋入り) C-11

新橋玉木屋 懐石茶漬詰合せ(11袋入り) C-11

 

 

 

2 海老せんべい-名古屋 坂角総本舗

 

【坂角総本舖】ゆかり缶入り (32枚入) えびせんべい

●賞味期限・・・60日

●費用・・・5000円

これもかなり嬉しかったお土産。あっという間に食べてしまいました。

これを嫌いな人はいない!外国には無い最高のおやつ!

海老をたっぷり使ったさくさく軽い食感のおせんべいです。

日本のおせんべいって美味しいのに海外ではあまり手に入らず、これだけ上品で美味しいおせんべいを食べられる機会は無いのでもらったとき大はしゃぎしました。

いただくまで知らなかったのですが、名古屋のとても有名なお菓子なのですね。パッケージの日本らしさと、わざわざ地方でしか買えない物を買って来てくれたという点でさらに感動と嬉しさが大きかったです。現地在住者同士の集まりでも、お出しすると喜ばれるからこういうお菓子は最高に嬉しいです。

★32枚入り(家族暮らしの方へ)

 ★18枚入り2箱 名古屋限定の金パッケージ(目上の方向け)

 

 

 3 抹茶菓子-メーカー問わず

伊藤久右衛門 宇治抹茶チョコ ラングドシャ 葉ごろも 10枚入り 化粧箱 京都お土産

●賞味期限・・・1〜3ヶ月

●費用・・・1000円

費用の割りにとっても喜ばれるお土産です。メーカー関係なく、実はグリコとか明治のコンビニで買えるようなお菓子でも嬉しいです。

抹茶は海外ではとっても高級なお菓子で、現地の外国人にも人気だったりします。

抹茶のお菓子があるだけでテンション上がります。

 

★10枚入り個包装 伊藤久右衛門(高級感あるおしゃれなパッケージならこちら)

 

 ★53g たけのこの里(仲の良い友達にカジュアルに)

明治 大人のたけのこの里まろやか抹茶 54g

明治 大人のたけのこの里まろやか抹茶 54g

 

 

 

★12枚入り キットカット(友達や会社の方へのばら撒き用に最適)

ネスレ日本 キットカット ミニ 伊藤久右衛門 宇治抹茶 12枚

ネスレ日本 キットカット ミニ 伊藤久右衛門 宇治抹茶 12枚

 

 

 

4 日本酒 

 

●賞味期限・・・なし

●費用・・・5500円

海外で日本酒がブームなおかげで、外国人たちから「日本酒ってどう飲むの?」みたいな質問を何度も受けるんですが、実は日本でそんなに日本酒を飲まなかったので、現地でのコミュニケーションに困っております。ですので、日本酒のお土産は本当に助かります。現地方とのホームパーティーでも大活躍します。まあ日本から持って行くにはかなり重いのが難点ですよね。大切な方へのお土産ならおすすめです。

銘柄はほとんどどれでも嬉しいんですが、パッケージが筆文字の、いかにも日本らしいパッケージのものの方が嬉しいです。海外ではその見た目の日本らしさから、おしゃれなレストランに飾りとして置かれていたりします。

 

 

5 ドレッシング

 

キユーピー テイスティドレッシング 和風香味玉葱 210ml

 

意外かもしれませんが、今まで日本の方に一番リクエストしたのがこれ!ドレッシングです。日本のドレッシング文化は実はすごくて、こんなに美味しいドレッシングは他国にないので、常に最も必要としている日用品なんです。

海外で探して買おうとすると日本の3倍はします。でもすぐ無くなるから、もらえると本当に嬉しくて感動します。そっちに遊びに行くよと言われたらだいたいドレッシングが欲しいって言います。まあ、上記のギフト品よりリーズナブルでリクエストしやすいんですよね。ギフトとして送るとなると、カジュアルすぎるところもありますが、カバンに余裕があったら持って行くと喜ばれます。

スーパーでももちろん買えますが、絶対喜ばれる味を選んだアマゾンリンクも一応貼っておきます。

●賞味期限・・・数ヶ月

●費用・・・300円

★和風

★ごま

キユーピー テイスティドレッシング 胡麻こく味 210ml
 

★玉ねぎ

 

あまり嬉しくなかったもの 

すみません。あまり書くことじゃないですけど、正直、上記と比べてあまり嬉しくはなかったかなー・・・というものも。もちろん、お気持ちは嬉しいです!本当に!!

日本の流行りのお菓子

日本の駅やデパ地下などで流行しているお菓子は、海外在住者にとっては微妙・・・かもしれません。なんせ日本らしい伝統的な味に飢えているので!

 

キャラメルやバターのクッキー

うーん。何でキャラメルなんだろう??という感想でした。ごめんなさい。キャラメルとかバターのクッキーなら海外結構あるので、むしろちょっと飽きている味かもしれません。

 

東京ばな奈

カスタードクリームとかって、海外の方が濃厚で美味しかったりするので、味が劣るのかもしれません。あと、消費期限が早いのでちょっと困ったという経験があります。

 

鰹節、高級だしの素

一見助かるように思えるんですけど、海外では日本の食材がなかなか手に入らなくて、しいたけも無いし、里芋も無いし、ほうれん草も無いですから、手間をかけて繊細なだしを抽出しても活かせる食材が無いんです。日本の調味料なら、醤油とか味噌の方が現地の食材にカジュアルに合わせやすくて助かります。

 

海外でクレジットカードが不正使用され口座が空に。意外な手口だった

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おととい、クレジットカードが不正使用されていたことが発覚。

ドンッ!(1年ぶり2度目!!)

もう笑うしかないです。

口座がほぼ空になったんですよ。

支払いに困窮しています。はああぁ・・・足りん。足りん。。

めくるめくトラブル。終わりはないのか。

他の在住者に話すとびっくりの後ドン引きされるんですけど。

私は今フランス パリに住んでいるので毎日カードを海外で使っていますが、流石に被害が二度目となると、犯人の手口がわかって来たのでまとめます!

それから、これを期に調べたセキュリティ向上方法も。

海外のカード情報の盗まれ方ってATMやスキミングや後ろから暗証番号覗き見だと思っていたんですが、これは去年やられた後かなり注意してたんですよ。でも違いました。2年目にしてわかった手口!これか

海外に行かれる方はご注意ください。

国内旅行も!

 

 

クレジットカード不正使用の手口

 

ホテルのwi-fiで別のホテルの予約を取った。

去年と今年情報を引き抜かれた手口は恐らくこれで確定です。

(流石に2年連続、同じ月に、同じような使われ方なので察した)

これ特に海外旅行だったらやりますよね?

SIMカードなんて持ってないし、ホテルに着いたらwi-fiで予約確認をしたり変更したり・・・。

IT関係の仕事じゃないので詳しい手口は判りませんがホテルのwi-fiはセキュリティが甘いです。大手のホテルチェーンでも。

大抵のホテルは簡単なパスワードで、しかも頻繁に変更なんてしないから一度宿泊すればつなぎ放題だったりします。まあホテル的にも、wi-fiさえあればクレームは無いし、口コミで悪く書かれない限りセキュリティが甘いのなんてどうでもいいですしね。もちろん悪いのは犯人なのですし。

具体的にどういう仕組みで情報を引っこ抜いているのか知りませんが、パスワードやカード情報なんかを入力しないでくださいね。私はやってた。

相手はプロの組織です。

前回もカードが使用されたのは、行ったこともないアメリカで、しかも小額の買い物から少しづつ使われました。今回もバレないよう小額づつ、上限ギリギリを攻められました。人の金で楽しくお買い物してニマニマしてるのかと思うとマジ許せん!

私はフランスのSIM持ってるんですが、スマホには入っていてもipadには入ってないんですよ〜。天気や疲労に合わせて宿を替えたかったので、夏のバカンス旅行中何度もipadで予約をとりました。不正使用されたタイミングが、去年と一緒。バカンスの数週間後!というわけで絶望的に怪しいのはホテルwi-fiです。

調べてみたら、やはり無料のwi-fiや公衆wi-fiって覗き見の危険があって危ないのですね。犯人がその通信をハッキングしていて、覗き見できるんですって。

犯人に通信全部見られてたのか・・・。そりゃあカード番号も暗証番号も一気に取れるわ。

とはいえ、特に海外旅行中じゃ現地のwi-fiに頼るしかないですよね。

じゃあどうすればいいのってなると例えば・・・

 

日本でレンタルポケットwi-fiを借りて行く

私は海外に住んでるので今この方法は無理なんですけど、

ホテルのwi-fiではなく、海外用のポケットwi-fiを日本でレンタルして、そちらを使ったほうが安全です。

海外の大手通信会社のwi-fiが使えるんですが、ホテルで誰かが設定した何の保証もないセキュリティのwi-fiよりはるかに上です。

お金はかかりますが、例えばフランスに渡航なら一日あたり安くて970円くらいです。

出先でもgoogle mapが使えるし、もちろんLINEなども出来ます。絶対的におすすめ。

欠点は、通信量の少ないものを契約してしまうと、使い切った場合次の日まで使えないってことですかね。

借りる注意点として、なるべく旅行先の国専用のものを借りてくださいね。例えばヨーロッパ全域に対応したwi-fiは便利だと思われがちですが、パリでは殆ど使えないです(実体験)広い代わりに電波が悪すぎるんです。ご注意ください。

海外Wifi 

 

VPNを構築してセキュリティを上げる

VPNとはVirtual Private Networkの略で、これを利用すれば公衆の無料wi-fiだろうとプライバシーを保護した通信ができるのでハッキングから身を守れます。

私のように海外に住んでるって方はこの方法がベストです。

(でもやはり100%では無いらしいのですが・・)

ウイルスソフトのような形で、スマホやipadにあらかじめインストールしておく必要があります。

海外旅行だけでなく、国内でwi-fiスポットに接続する際にも適用されるのでかなり安心。カフェやマクドナルドでインターネットショッピングしても大丈夫ってことです。

調べて見たら、結構安いですね。

もし海外旅行で、ホテル内のみインターネットを使うなら断然こちらが安上がりです。

スマホなら1年で1470円だそうです。

ただこれだけでは、海外旅行の際、ホテル以外で通信することは出来ません。これセキュリティを上げるだけなので。外でも通信したい人はポケットwi-fiが必要です。

心配な方は海外旅行の際に両方契約するのがいいと思います。どこでも安全性の高い通信ができるようになります。

VPN

 

 もし不正使用されたら

  • 自分で不正に気づいたら、カード会社に連絡してすぐ止める!24時間対応しているので電話番号は検索して調べてすぐ事情を話しましょう。
  • 高額の明らかに不自然な買い物がされた場合には(本人が日本にいるのに海外で高額ショッピングなど)カード会社が気づいて止めてくれます。
  • 基本的に全額戻ってきます。安心してください。
  • 後日、明細書から自分が使ってないものを申告→証明されれば返金してもらえます。

返金されるならあ〜んしんと思ったそこのあなた!

手続きはすっごく面倒なので覚悟してください。

あと、冒頭で書いたように、口座のお金を殆ど使われてしまったら、スマホ代も電気・水道・ガス代も引き落とせなくて大変な事になります。真っ青です。パニックです。

 

私もう疲れました〜〜。

みなさん外出先のwi-fiで買い物はダメですよ!絶対。

うつ病3年半、海外暮らし2年。皆さんに感謝

今日は、私のブログを読んでくださった方にお礼が言いたくて、書きます。

私はグラフィックデザイナーとして7年ほど働き、その頃は風呂さえ何日も入らず徹夜し続け、うつ病になって仕事を辞め、その後フランス パリに住む事になり、このブログを始めて8ヶ月程になります。

うつ病は良くなってきたものの、まだたまに薬が無いと不安定な状態です。

 

新たに仕事を始めるにも、

うまく人と関われるか?今までのクオリティが作れるか?途中で限界がきてしまったらどうしよう…?

など不安が大きく、まだ躊躇している段階です。

 

フランスでの暮らしはストレスも大きいですが、仕事も容姿も何も人と比べる必要がなく、全ては個人の自由で、顔を上げ誇って良いと教えてもらえた事は大きかったです。

 

ブログを始めたのは、周りからの勧めですが、

インターネット上で人と関わる事は、ひどい言葉をかけられたりするリスクを負う、恐ろしい事だと思っていました。

しかしこの8ヶ月、皆さんが私の記事を読んでくださった事で、私の心は少し救われた…というか、支えられてきました。

こんな状態でも、誰かに言葉を届けられた事が嬉しかったし、

何かの役に立てたかもしれない事が嬉しかったです。

 

私は、うつ病になってから未だに、長文が読めません。

これはうつ病によくある症状の一つで、文章を口に出せても、何故かそれを「理解」できないのです。

小説や物語はとくに難しくて、好きだった作家さんのものでも今は読めません。

少しずつ挑戦はしたいと思っています。

ですので、いつも読んでくださり、私のブログに読者登録をして下さっている方の、ブログ記事を読むことが難しいです。

ごめんなさい。

でも、ありがとうございます。

どうしても一度お礼が言いたかった。

 

誰もが人を傷つけるし、私もそうだけれど、

一方的に搾取されたり、暴力に耐えた記憶は消えなくて、未だに思い出すたびにつらくなりますね…

 

このブログで私を静かに見守ってくださりありがとうございました。

もう少し、続けていこうと思います。

支離滅裂な文章になってしまいましたが、もっと文章を勉強して良くしていきます。

 

皆さんの心が穏やかでありますように。

パリで強盗に遭ったけど、捕まらないってなんなの?!(怒)

今日はフランスの、犯罪検挙率の劣悪さにひとこと、いや沢山言っておきたい…!

怒りを吐き出す事を許してください。

去年パリで遭ったスリ(殆ど強盗だった)の事をもやもや思い出して怒りが蘇ってしまって…もう止まらん。

壮絶な体験でした。

現金・カード類全て・免許証・パスポート・鍵・スマホ等ほぼ全て盗まれたんですが、その一つが一眼レフのカメラ。しかも沢山の写真がメモリーカードに入ったままでした。

犯人グループがその写真を眺めながら、「こいつら馬鹿だよな〜ぷっ〜〜w」とか言っているんだと思ったら許せないし悲しいし、もう誰も信じたく無いし怒りが込み上げてきました。

 

ああ〜もう!!!

 

パリで車を襲われた話

トラウマで本当は話すの辛いですが

聞いてもらって楽になるかもと思って書きます…

ぜひ、誰が犯人か推理してみて下さい。

2017年の6月、私は夫と一緒に車で、パリからベルギーとオランダを数日かけて旅しました。

どちらの国も初めてだったし、その時期しか咲かないお花が見頃で最高に楽しい旅になりました!

数日色々な街に泊まりながら、パリに帰ってきた所で事件は起こりました。

 

場所はシャンゼリゼ通り。

パリで一番大きくて有名な通りですね。

 

車のタイヤが突然パンク!!

 

外国メーカーの車だし表示には「Pancture」とか赤字で出て、警告音が鳴り続けたのでびっくりしました。

初めての経験だったし、大通りで車を停める場所も無かったので「えっ?!何?」パニックに!

 

しかも、パンクのせいか車が

道路のど真ん中でエンスト!!

 

後ろの車達から容赦ないクラクションが鳴っていました。

近くのバイクの男性も、「あなたのタイヤが〜!」みたいなジェスチャーで伝えてくれ、やっぱりパンクかも?!と気づき始めました。

 

家もそう遠く無かったしなんとかもう少し走れないか?!とチャレンジしたものの、数回エンストしたので、仕方なく、道路脇までなんとか移動して停めました。

車は、夫の会社のもので、構造とか詳しく分からないし取説もフランス語なので、取り敢えずタイヤの様子を見る事に。

やっぱりパンクしてました……。

長旅でタイヤが消耗してたのか?最悪!!

スペアタイヤを探す事に。

 

しかし難しいですね。タイヤ交換…!取説無しだしわからんっ!

 

そんな折、ひとりのフランス人男性が、私達に話しかけてくれました。早口のフランス語だったので何を言っているか全然分からなかったんですが、「ここは停める所じゃないから危ないよ、あっちへ!出口へ!」みたいな事がジェスチャーなどで伝わったので、「ありがとう!」とお礼を言いつつ、素早くタイヤを替えて移動する事に。

 

だが結構時間がかかる…

 

そうするうちに、フランス人の中年女性が話しかけてきました。しかしフランス語…よく分からない…。

私達が言葉を理解できないと分かると、「うーん…ok!」といって去って行きました。

 

何だろう?と思ってたら今度はアメリカ人の陽気なファミリーが話しかけて来ました。

 

英語!これならわかるぞ!!

「パンク?こりゃ大変な目に遭ったね。手伝うよ!」と言ってくれて、陽気でマッチョなお父さんがテキパキタイヤを替えてくれます!スゴイ!

15分くらい彼らと会話しながら作業

 

で…………

 

ここで夫が。

 

「鞄が無い、全部無い。これ盗まれたっぽいんだけど…」

 

「え????」

 

何を言ってるか分からなかったし…とにかく頭が真っ白に。

だって…私達は車から離れてないし、座席の下に落ちてるだけでしょ〜〜。

しかもアメリカ人ファミリーとコミュニケーションをとってる最中で、彼らは私達のために力を合わせてくれてるし、ヒーローとなったアメリカ人お父さんに皆んな街中で大盛り上がり!

「Fuuuuuu!」

 

夫「いや、無いから。…多分あいつだ。あいつがやったんだ。」

私「え?っえ?どういう事??」

 

本当に頭が真っ白になりながらも、アメリカ人達がタイヤを交換し終え、さらにはスペアタイヤでの運転の仕方までレクチャーしてくれました。

 

もう頭の中ぐるぐる。

で、彼らと感動的なお別れ?をした後、

 

改めて車の中を確認…。

探せども探せども…無い。

私の鞄、夫の鞄、一眼レフカメラ…

その全てが!!

 

こんな状況になると、人って何故か口元がにやけるんですね。ハハ…

私はもう呆然と立ち尽くしてしまいました。

 

だって…鞄の中には

  • 二人分のの財布
  • 現金3〜5万円くらい
  • クレジットカード類全て
  • フランスの滞在許可証
  • パスポート(旅行帰りだったせいで)
  • 日本の免許証
  • 国際免許証
  • 保健証
  • 家の鍵
  • スマホ
  • 車のスペアキー

 

…全てが入っていたんです。

 

立ち尽くす私に夫は怒りながら、

「あのさ〜〜!!だからちゃんと…!!鞄見ててって…!言ったじゃん!!」(言ってない)

けどごめん…って言いました。もうパニックで。

 

犯人はアイツだッ!!

…犯人は多分、

 

最初に早口で話しかけてきたフランス人の男です。

夫が最初にそう言った時は、なんで?って思いましたが、冷静に考えると彼は、私達が理解できなかろうと、早口のフランス語で話し続け、落ち着きがなかったような…

服が汚めの、白人(多分。黒人では無い)です。

 

二人目の犯人は、バイクに乗った男です。

よくよく考えると、バイクは二人乗りで、二人ともフルヘルメットをしていました。

 

手口

つまりこうです

まずバイクの二人の男達はグルで、大通りで信号待ちをしていた私達の車に、ナイフで穴を開けました。

(後日車を修理に出した時、タイヤの穴がナイフで意図的に開けられたものだと指摘され、発覚しました。それまで私達は、運悪くパンクしたものと信じていたんですが。)

そして、タイヤを交換し始めた所を狙って、ひとりの男が大きめの声とジェスチャーで、フランス語で話しかけつづけ、注意を引きます。

その間に、もう一人の男が車の扉を開け、素早く荷物の全てを盗んで逃げる

というわけです。

 

私達を狙った理由は多分旅行者だから。

私達はその日車の後ろにスーツケースを乗せていました。

 

 

事件後

不幸中の幸い…?なんですが、

私のポケットにスマホと家の鍵が1個入ってました。

ほんと、これが無かったらホームレスになってた!!!(涙)

というわけで、なんとか車で家へ帰り、鍵を開け、やっと安全?な家の中へ!!

そしてスマホで、知人のフランス在住者夫婦に電話をしました。

 

長くフランスに居る彼らもこんな体験はした事なく、ビックリしながらも、警察に届ける為の書類と、届先と、書き方をレクチャーしてくれました。

さらに、警察署まで車で送ってくれ、無一文になった私達にお金を貸してくれました…!

ほんと、ほんと感謝…!!圧倒的感謝!!

思い出して泣ける。日本人が居てほんとよかった!

 

警察では英語でスラスラ対応してくれました。

慣れてる!

どんだけの外国人が被害に遭ってんの?!

ゾッとするわ

窓口では、百貨店で鞄を盗まれたシンガポール人が居ました。

毎日何人被害者出てるの?ねえ。

 

犯人の特徴とか聞かれましたが、英語で話さなきゃならないし…まぁ無理だよね。警察官も、一応規則で質問しているという感じ。

 

私達は家の鍵も、車のスペアキーも、個人情報も盗まれていたので、鍵を全て交換するまでの1ヶ月くらい、眠れないような恐怖が続きました。

いつ犯人が入ってくるかわからない。

明日車があるかわからない。

カードは止めたけど…口座が空になってたらどうしよう。

現金が底をつきそう。

 

 

フランス人の「ツイてないね」って感覚が許せない

こんな事されて、日本人だったら

「なにそれ許せない!!」

って言ってくれるんですけど、

フランス人にこの体験を話すと、

「それはツイてなかったね〜」

って軽く言われるからびっくりしました。

 

は?運なの??

なわけあるカァ!!

 

私達の鞄とカメラを盗んだ犯人ももちろん捕まってない。

街の中心地で目撃者だって居るのに。

 

でもしょうがないんだそうです。

 

事件後、フランス語の先生(フランス人女性)にこの話をしたら、若い頃強盗にナイフで脚を刺された経験と、お財布を盗まれた経験を話してくれました。

は?!

刺された話もびっくりですが、私がそれよりびっくりしたのは財布の話…!!

パリの下着屋で買い物をし、リュックに財布を入れたんだそうです。店を出る時、ドアの所で店員の女性にぶつかりそうになったそう。その後近くの駐車場に車を取りに行ったら、そこで財布がない事に気付いたそうです。

下着屋の後どこにも行ってないから、確実にその下着屋が犯行場所。そして店員の女性2人は多分グルで、入り口で足を止めた一瞬で、リュックから財布を引き抜いたらしいのです。

 

私「じゃあ確実にその女2人が犯人ね!捕まったんでしょう?」

先生「いいえ!だって、無理よ〜。1秒に1回はこんな事が起きてるんだし。捕まえきれないわ」

 

はぁぁあ?!

もう、何言ってるのか!

衝撃すぎて!!

犯人もう確実に分かってるのになんで捕まえないの??

店なら防犯カメラもあるよね

わけわからん!

もう叫んでいい?!?

なんなの?!

そこでしょうがないって捕まえないから、1秒に1回犯罪が起きてるんでしょうよ!!!

 

はぁ〜っもう……

ほんっと理解出来ない。

日本の警察ってめちゃくちゃ優秀でまともだったんだって理解しました。

皆んな、日本の警察官にはもっともっと感謝して尊敬しましょ。彼らはスゴイ

 

あぁ…とにかく犯人が同じ街の中で未だほくそ笑んでいると思うと腹が立って堪らない。

お金は無くしても、なんとか傷が癒えますが、旅行の写真を盗まれたのはずっと戻らないし癒えませんね。犯人が持ってるなんて気持ち悪い。

 

あぁ許せない。

ちょっと深呼吸…

ちなみにこのあと、夫のクレジットカードが不正使用されます笑。

 

日本人がもう二度と犯罪に遭いませんように

このブログが誰かの為になる事を願います。