エミリーの家

フランスパリに住んでいました。今は日本です。色々なトラブルに巻き込まれます。

お久しぶりです。ワードプレスを始めて色々やってました!

いつも読んでくださる読者の皆さん、お久しぶりです!

久しぶりに筆をとります。

書かなかった理由その1

なぜこちらで長いこと記事を書かなくなったかというと、一つはワードプレスを始めて新しいサイト運営を始めたからです。

私がグラフィックデザイナーで、うつ病になって、その後フランスに住んで、また日本に帰ってきた...という話は今までもしてきたかと思うのですが、デザイナーとしての仕事やノウハウや失敗談なんかを綴ったブログを始めました。

これです

デザイン業界の歩き方

https://design-noie.com/

はてなブログで人気者だった(多分)Carbonさんと共同運営です。サイトデザインは私が一人でしました。

なかなか楽しい作業でした。

これを機にHTMLとCSSの勉強をしているのですが楽しいですね。アルファベットを並べて、コンピューターに命令をしてやりたいことを実現させる作業がなんともワクワクします。これはグラフィックデザイナーにはなかった楽しさですね。

好きなんです。こういう、掘っても掘ってもまだ先があると思える作業!デザインもそうだし料理もそうですけど、いつまで勉強しても果てがない感じ。

 

書かなかった理由その2

世の中こんな感じになって、今フランスの話をしても面白くないだろうな〜と思っています。フランスの観光地や治安の話をしてもね・・・・。 お役に立てないというか。

 

書かなかった理由その3

COVID-19の話で持ちきりですが、私はウイルスを恐れてはいません。

正直言って、報道バラエティとやらにはがっかりですし観る気にもなりません。

私は「自粛」や「マスクほぼ強制状態」に否定的です。

コレを言うと、ネットでは酷いバッシングを受けて、街では石を投げられたりするんでしょう?(皮肉)

だから書かなかったのです。

とはいえ心にモヤモヤとストレスはかなり溜まっているので少しだけ書きます。

ウイルスを恐れている人の理論が理解できません。何か新しい宗教の信者のよう。心理は理解できます。なんとなく怖いんですね?でもそれを押し付けないでほしい。危険だとか不潔だとか死の危険がとか言えば自分が正しいと思えるんでしょうが勝手に家にこもっていてください。

言わせてもらいますが、なぜCOVID-19を大げさに怖がる人は他の死亡リスクには無頓着なのかわかりません。

日本の感染者数が仮に0になったとしたら安心なの?世界からウイルスが0になるなんてありえないのに。

ワクチンができれば・・・!と言う人もいますがワクチン受けますか?国民全員が病院に並ぶのでしょうか?ちなみに今年インフルエンザのワクチン受けましたか??きっと多くの人が受けていないでしょうが、なぜ?

まさかお風呂(湯船)には入っていませんよね?!汗が溶け込み、お尻にも触れるしかなり汚い、病気がうつる、毎年の死者数は交通事故以上。なのに「健康〜」と言って入る人の多さよ。このクレイジーな文化を否定はしないけれどウイルスによる死を怖がる人がなぜ風呂は恐れないのかわからないです。誰か教えて。

手洗いは徹底するとして、当たり前にある一つのウイルスとして認識するのが合理的だと思うのですが。

全員に10万円給付とかアベノマスクとか意味がないし理解できません。

 

ああ、書いてしまった。バッシングを受けるんだろうな。怖い。

 

医療従事者への差別の酷さにもがっかりさせられました。夫の弟君は病院の薬剤師ですが、実家から追い出されてしまいました。家族への感染リスクがあるからだとか?でも自分が病気や怪我をしたら、命がけで助けてほしいと思うのですよね?

自分は命がけで助けてもらいたいのに、大切な人(医療従事者)を命がけで助けようとは思わない?愚かだなと思ってしまいます。

本当にがっかり!

 

久しぶりに感情的に記事を書いてしまいました。

またお役に立てそうなことが書けそうな時にはこちらで記事を書きます。

ではまた!

海外(フランス パリ)に住んでよかった事、悪かった事。古い価値観から解放される!?

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最近、海外移住を希望する日本人から「海外に住むのってどう?」という相談をされたのですが、説明がただの愚痴みたいになってしまったので笑、文章にしてゆっくり説明したいと思います。

正直日本に帰りたいとい人が大半を占めるんですけど、移住に興味を持つ人は多いんですよね。そういった人の参考になれば嬉しいです。

 

「帰りたい」と答える人は7割

パリといえば憧れる人も多いと思うのですが、

夫いわく、赴任でパリに住んでいる人の7割が「早く帰りたい」と答えて、3割が「もっと住みたい」「ずっと住みたい」と答えるそうです。

ただ、女性は違います。

私は2度、パリに住む日本人女性のコミュニティの食事会に参加したのですが、ほぼ全員が「とっとと日本に帰りたい!」と答えたんです。

 

海外に住んでよかった事

縛られた価値観から解き放たれる

日本にいると当たり前で気づかなかった、けれどストレスの元だった習慣から解き放たれるのが何よりよかったと思える点でした。

例えば

  • 時間外・長時間労働。
  • 「頑張る」「一生懸命」という言葉
  • 結婚式の高すぎる祝儀
  • 日本特有の狭い美人・イケメン枠
  • 女性に介護とか家事とか育児とかの責任がくる

子供がいる家族だと、仕事から早く帰ってきて育児を二人でできるというのが一番幸せな事らしいです。女性の多くが海外に住む利点として一番に挙げますね。

そのほか「頑張る」みたいな海外に無い言葉で企業戦士に洗脳されてしまうところとか....まあその辺の細かいことは、以前のブログにも書いたので、気になる方はそちらを読んでください↓主に女性向けの記事になりますが...

 

www.emilynoie.com

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自分の容姿が全く気にならなくなる

日本にいるときは「鼻が低い」だの「足が短い」だのって....気にしていたし、多くの人がそういう容姿を気にすると思うのですが、海外でいろんな人種と関わる機会があるなら、そんな悩みが0%になります。

他の人種から見れば、日本人なんてみんな同じような顔に見えるわけで、目の大きさや痩せ方で競っているのってどんぐりの背比べ程度だったと気づけます。

そもそもモテるかどうかって日本ほど外見に依存しません。

このストレスから解き放たれるのはとても気分がいいです!

 

災害の心配なし!

日本では地震・噴火・台風・水害なんて当たり前になってしまいますが、外国は(場所によるけど)日本に比べて何にも心配がなくて、もちろんスマホが警報を鳴らすなんて事もおきないので、命の心配をせずに過ごせる幸せが味わえます。日本ではピリピリしてたなあって。

思ったよりずっと平和で心地よかったです。

 

花粉症が無い!

正確にはちょっとはあるんですけど、日本でひどい花粉症の私でも、年に2日ほど痒かっただけで、春の気持ちいい気候を過ごせました。

 

海外に住んで悪かったこと

飽きる!

まず言っておきたいのですが、海外も1年経てば飽きます。ワクワクなんて1ヶ月しか保ちません。

多分海外移住を考えている人ってワクワクした気持ちだと思うのですが、他に行きたい理由が少ないなら2年経った頃「別の国に行きたい〜」って言ってます多分笑。

 

道が汚い!

パリならではかもしれませんが、とにかく道に犬のウンチが落ちまくっているので、常に下を見て気をつけなければいけないし臭い。

地下鉄が汚くて臭い。冷暖房なし。だから移動したく無いし家にこもりがちになりました....。

 

物乞いがとにかく多い

どうしてあげたらいいのか外国人の私にはよくわからないです。たまに小銭をあげてましたが、フランス人曰く、ホームレスのふりをしてお金を盗んだりするジプシーもたくさんいるから気をつけなくてはいけないんですって。疲れます。

 

書類仕事で一日が終わる

これは住まないと実感ないと思うのですが、家賃・電気代・TAX・滞在資格、スマホの契約など書類は全部フランス語です。もう書類処理で一年が終わってしまう!

現地語を完璧に勉強したいと思わないなら住んでも書類手続きで生活が終わってしまいます。

 

警察や病院には簡単に頼れない

税金はフランスにたっぷり払っているのに、公共のサービスはほぼ受けられません。フランス語ができないと救急車も呼べません。

さらに言葉がわからなかったために違反などをしてしまい、またバカ高いペナルティを支払わされます。

お金は思ったより余計にかかります。

 

で、結局どうなの?

移住希望者の3割が、住んでみたら「もうやだ帰りたい」と感じるみたいですね。

女性の割合が多いのはやはり生活部分にストレスが多いせいだと思います。

そもそも「移住」となると、現地に永住許可が出るような仕事が必要です。そうでないなら移住を推進している東南アジアなどしか選べないと思います。

結論、移住ではなくまずは2年以上住んでみないと危ないと思います。

2〜3年住んで、「いいね!」となるまでは移住しても後悔する可能性が高いです。

被虐待児は結婚できないの?

こんにちは。

以前にも書いているのですが、私は小学校5年生くらいまで親から暴力を受けていました。骨折もしましたが、それがきっかけで親の暴力が終わりました。

妹と母親は二人で私のことを「いなければいいのに」と裏で悪口を言っていました。毎晩全部聞こえていました。

今はうつ病→PTSDです。

まあ薬は飲んでいますがなんとか元気です。

 

今日書きたいのは、被虐待児に対するひどい言葉や態度についてです。

 

最近の「虐待」に対する世間の反応

ここ数日でもまだ、酷い虐待を受けて亡くなった子供に対する同情や悲しみ、その親に対する憎悪をテレビやSNSでよく目にします。

世間ではいくつかの家族が槍玉に挙げられ、細かい裁判の情報が伝えられています。

「こんなひどいこと許せない!」

「親もこの子と同じ目に合わせるべき!!」

そうですね。よくわかります。

「虐待」という言葉が広く認知されて、子供への暴力はいけないことだと認識され始めたことに、嬉しさと、安堵と、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

でもね、死んだ被虐待児にはどっぷり同情と優しさを向けるのに、ギリギリ生き残った被虐待児にはひどい言葉をかけるのはどうして?

 

「虐待された子供はうちの街には来るな!」

死んだ被虐待児に対し異常なほど世間が同情していた時、衝撃的なニュースがありました。青山で児童養護施設の建設に反対意見が殺到したという話。

「高級住宅街であるうちの街にはふさわしくない」

「かわいそうなのでは?」

テレビに出ているタレントさえ「だって不良みたいな子が転校して来る可能性があるでしょ?自分に子供がいるとそれが怖いって思うのは当然でしょ」

 

...生き残ったら迷惑だったの?

だったら死んでおけばよかった。そんなことなら殺されたかった。

自分が死んでいたら誰かが同情してくれて、親はちゃんと有罪になったのに。

なんて

 

実際、暴力を受けている間は、いっそ殺してほしいと思っていました。

そして虐待のニュースを見るたび思ってしまうんです。死んだ方がましだって。

 

ほとんどの被虐待児は、大人になっても虐待の経験を隠して生きる

2017年の厚生労働省の発表では、児童虐待相談対応件数は13万3778件。

死者数は49人です。

約13万人は生き残っているわけです。

でも「周りにはそんな人いない」と思えるのは、虐待経験のある人の多くはそれを隠して笑顔を作って生きているからです。

 

なぜ隠すの?

虐待されている・されていたと言えば世間からかけられるのは冷たい態度だけだともう知っているからです。

近所の人も、芸能人も、友達も、すでにひどい言葉を言っているのを聞いているから、辛くても言えないんです。

私も匿名のSNS以外では隠しています。

現実の私は誰にでも精一杯笑顔で接してしまうので、「親に愛されて育ったんだろうね〜」って嫌味を言われます。

もううんざり。

笑顔で親切な人ほど、誰かに愛されたくてそうしているだけです。

本当は正直に話したい。まして、笑顔で接してくれる人に、「甘やかされて育ったんだろう」とか。

こんなに必死に生きてるのになんでそんな言葉をかけられるの?

 

被虐待児は結婚できないの?

「虐待って繰り返されるんでしょ?絶対虐待されてた人とは結婚したくないわ〜。だって自分の子供がかわいそうでしょ。危ないじゃん」

私が学生の頃、アルバイト先の男性たちがこう言っていました。

虐待でなくても、世間は犯罪被害児童に対し冷たい仕組みになっていますね。多分そうする側は悪気がなくて、正しいとすら思っているんでしょうが。

「彼女にするなら、笑顔が素敵で、育ちが良くて、家族仲が良くて明るい子」

だいたいみんなそういう選び方をするのでは?

幼い頃ひどい思いをした人ほど不幸になっていくし、本当に愛されて育った子は誰からも愛されるのですか?

 

学校では「親御さんへの感謝の作文を書きましょう」

就職試験では「親へ感謝できない人なんていらない」

結婚式でも「親御さんへの感謝を」

 

なんで世間は、親に感謝至上主義なのですか?

虐待で亡くなった、かわいそうなニュースのあの子が、もし生きて成長したらあなたは結婚相手としては絶対選ばないのですか?隔離しますか?

 

さいごに

  • メディアの方々、ニュースでよくやっている亡くなったあの子に異常なほどの同情と時間を割くのはもうやめていただきたい。それより、生き残った子にどう手を差し伸べられるか、ニュースにしてほしいし時間をかけて考えてほしい。
  • 近所の方々、虐待を受けた子供は不良ですか?勝手に決めつけないで。
  • 虐待に限らず、病気・事故・災害にあって傷ついている人を恐れて隔離して余計に傷つけないで。むしろ必要なのは優しさや愛や支えです。

私は暴力が嫌いです。子供に「子供だから」と言って、友達には絶対しないような怒り方や侮辱を与えることも許せません。学校ではいじめをするくらいならいじめられた方がまし。辛い人の支えになりたい、助けたい、手を差し伸べたい。

暴力を受けた経験があってこその優しさがあって、決して劣ってなどいません。

違いますか?

これを読んでくれた方が、もし何か考えるきっかけになったら嬉しいです。

同じ思いを抱えている人、一人じゃないです。でも今は辛いですよね。親を許せないというあなたを、私は否定したりしません。世の中がみんな「ダメなやつだ」と言ってもね。

 

 

 

昔書いた、虐待の経験の話。ちょっと辛い記事です↓

www.emilynoie.com 

日本の金持ちがひどすぎる!あまりにお粗末な人たちの考え方

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日本のお金持ちってマナーが悪い人が多くないですか?

日本のお金持ちって嫌われますよね。

正直納得です。

マナーといっても食べ方ではなく(食べ方が汚い人も多い気がしますが...)

態度や心持ちや考え方のことです。

 

ずっと心にモヤモヤを抱え、言いたかったことなのですが、

今日は日本の残念なお金持ちが、世界とどうズレているのか考えます。

 

フランスに住み始めた時は、ヨーロッパに残るあからさまな階級制度みたいなものを感じて驚きました。公式には平等ですが、上流階級と下流階級がはっきり分かれているんです。そしてそういう文化が嫌いでした。

そしてそういう階級なしに誰にでもチャンスがある日本の文化を誇らしく先進的だと思っていたのですが、

今はヨーロッパの階級制度の方が合理的でみんな幸福になれるのではないか?という考えでいます。

本当は誰にでも多くのチャンスがある社会の方が素晴らしいに決まっているんですが...

日本のひどい考え方のお金持ちを見るとがっかりしてしまいます。

もちろん全員ではないですが。

 

どこがひどいか

まず、どうしてお金が稼げない人を馬鹿にするのでしょう?

不幸な人を見るとお前の努力不足だと言いがち。

たびたびSNSを大炎上させる実業家や政治家がいますが、そもそも自分より成功していないと思う人たちを下に見ていて、発言が下品では?

プライドが高く、ちょっと失礼なことをされたと感じると、店員を怒鳴ったり。

日本しか知らなかった時は、お金持ちというのはそういう生き物だと思っていたんですが、世界の多くではお金持ちほど心優しく親切で、一緒にいて心地よい存在みたいですね。なんだか日本ではイメージできませんが...

そんなだから、

アニメやドラマなどでいけ好かないお金持ちのキャラクターはよく登場するけれど、善良な金持ちのキャラクターはあまり見たことがないのですよ。

 

外国のお金持ちとは

ヨーロッパの上流階級の人は、他人を見下しません。

(まあ内心どう思っているかわかりませんが、態度や言葉にうっかり出てしまう事もないし本当です)

それどころか、自分より下の人には特に優しく接したり

恵まれない人々にどうしたら貢献できるか?という課題を小さい頃から常に教育で身につけています。

音楽や芸術を尊敬し、

優雅に振る舞い、

誰のことも不快にせず、

怒らない←これ重要

というのが、彼らの上流階級として当たり前の振る舞いで、そうでない人はとても嫌われるし、ダサいし、出世できない、友達もいなくなってしまいます。

会社の上司や経営者も、傲慢でなく、部下たちの顔色を伺い、親切にして、不満がないか気にします。

 

例えば、

「宝くじが当たったら何したい〜?」

というお決まりの話題がありますよね。

なんと答えますか?

私はフランス人の仏語個人レッスンの先生に同じ話題を振られて、

「大きい家を買いたい!あと...旅行に行きたい!」

と答えてしまったのですが、

「寄付や社会貢献ができるわよ!」

...と返されました。この手の話題で、お金の使い道に社会貢献を挙げるのは上流階級の人間として至極当たり前の事らしく、ここで自分の欲望ばかり挙げると人としてダメだと判断されてしまうようです。

私は傲慢で心の狭い人間だと判断されたという事です。すみませんでした。

恥ずかしいです...

 

どうして日本のお金持ちが見下し体質なのか考えてみた

原因1

【日本では貧乏人にも平等にチャンスがあるように見えるから】

ヨーロッパの上流階級の人というのは、その親やそのまた親もずっと上流階級です。

下流階級の人がお金持ちになるのは、日本よりずっと難しいのです。

例えば職業に「ホワイトカラー」「ブルーカラー」という2つのカテゴリー分けがされていて、ホワイトカラーの仕事(主に頭を使うようなデスクワークの事)が尊敬されます。

上流階級の人間は皆ホワイトカラーです。

ブルーカラーは主に体を使う職業で、工場作業や配達員や職人がそれに当たります。

上流階級の家庭はホワイトカラーに就くべく英才教育を受けます。

大学に進学するのは日本よりもっとお金がかかります。大企業に就職するには家族や知人のコネが必ず必要で、無ければ試験を受けるチャンスすら無いんです。

びっくりですよね。ちょっと残酷に思えますよね?

ただ、このおかげで、彼らは自分より稼げない人を努力不足だとは思わないのですよね。

運や生まれがほとんどの事を決めていると知っているからです。

日本では環境が不平等だと気づく機会が少ないのです。

生まれも環境も時代も、親のお金の多さも、容姿だって、選べない。日本にもたくさんの不条理があるのに、成功した人は「自分の実力だ」と思いがちです。

謙虚さが無い人は上流階級の人間にふさわしくありません。

自分より下だと思う人がいるのなら、その人に与えるべきなのはひどい言葉ではなく慈悲と優しさと気遣いです。

 

原因2

【日本のお金持ちがグラデーションで、どこからがお金持ちだと思われるかわからないから】

外国の、はっきり分かれた「お金持ちとそれ以外」という壁が、日本にはありません。

ものすごいビリオネアも居ないし、ものすごい貧乏も居ません。

とても恵まれたいい国ですが、その実「自分は社会に貢献すべき責任がある」と思う人も居ません。

だから寄付が積極的に行われません。多くの人を幸せにする責任があると感じている人が居ません。上には上がいると言い続ければ、何もしなくても恥ずかしく無いのです。

日本は世界の中でもお金持ちの国ですし、誰もが優雅に、恥ずかしく無い生き方を目指してはいかがでしょうか。

まずは怒る事をやめてみましょう。不満があれば相手に優しく交渉してみるというのが正しいあり方です。

小さなニュースに腹を立てすぎるのも生産的ではありません。これが無くなればマスコミの不必要な過熱報道も無くなります。

 

原因3

【上流階級としての教育を受けて居ない人がお金を持つ事になる】

本当は上流階級の親か周りの友人と関わる事で、人を見下す下品な発言や振る舞いはみっともないと教わるのですが、下克上でお金持ちに成り上がった人は、他人への気遣いを学ばないどころか見下したまま、人を利用できるような立場になってしまう事があります。

しかも日本人の多くは柔順で抵抗ができないので上の人間が調子に乗ってしまうんですよね。

ヨーロッパでなぜ、下の人へ横暴な態度を取らず特別優しくするという教育がされているのかというと、そんな事をすれば叛逆されて殺されてしまうからです!

マリー・アントワネットのように!

アメリカなら銃で撃たれそう

自分が上だと思いたいからといって、人を貶めたり、屈辱を与えたり、怒って脅したりしてはいけません。それは恥ずべき事です。

....当たり前ですけどね。

 

まとめ

あなたとあなたの周りの人は、人に優しくできていますか?

自分は貧乏でかわいそうな人では無いと、誇りを持って美しい生き方ができたらいいですね。

本当はお金を持っているかなんて、人の価値を決めるものでは無いのです。

本当はお金があってもなくても人はそれぞれ幸せを見つける事ができるのに、苦しいのは大抵周りのひどい言葉や態度ですよね。

あなたは、そんなひどい言葉をいう人間にはならず、上品な人で居てください。

自らコンプレックスを感じてしまう人は、心は十分謙虚で素晴らしい人です。他人より多く人助けをし、優しく振舞って、誇り高く生きられるといいですね。

そういった優雅な振る舞いが、結果として人から尊敬され、上流階級と見なされ、親切に扱われたりお金を集める力になることもあります。

うつ病なのに海外 パリに住んでみた。利点と欠点

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うつ病なのにフランスパリに住んで2年。そして日本に帰って来ました。

で、結局どうだったの?幸せだった?不幸だった?

 

パリに2年住んでどうだったか

日本かフランスか、どちらがいいかよく聞かれるんですがはっきり決めるのは難しいですね。いいところも悪いところも大きすぎて、半々・・・かなぁ。という感じです。

特にパリはスリが多いんですよ。とはいえ日本は台風や地震など災害で人が亡くなる可能性が高いので、命の心配が無いフランスの方が幸せともいえますが。

では、フランスの辛いこと、それからフランスの幸せなことを語ります。

【欠点】クレジットカードの不正使用に遭う

クレジットカードの不正使用は二年間で二回!

フランス語が堪能でないと、カード会社にカードを止めてもらうのさえすごく苦労します・・・。英語じゃダメなの?って思う方もいるかもしれませんが日本と同じです。日本人でも、電話口のオペレーターがいきなり英語でペラペラ話されても困惑しますよね。英語が公用語ではない国なので当然うまくいきません。

もう禿げそうなストレスでした・・・

不正使用された後も、自分が使っていない項目を明細(フランス語)から探して申請して、返金してもらうまでが大変ですよ。

カードの不正使用については以前ブログで書いたので、気になる方はこちらの過去記事をご覧ください。

www.emilynoie.com

 

【欠点】車から荷物を全て奪われた

車でパリ市内を走っていた時、犯罪グループにタイヤをパンクさせられ、その後荷物を全て盗られました。旅行に行った帰りだったのでパスポート、クレジットカード類全て、現金、一眼レフカメラなど・・・まあ全てを奪われて、なんとか現地在住の知り合いに電話して借金しました。こういう知り合いがいたからなんとかなりましたが、親戚にも友人にも頼れない場所で暮らすのが大変だと思い知りました。言葉のせいで警察にだってほとんど頼れません。

こちらも詳しくは過去のブログ記事で

www.emilynoie.com

 

【利点】自由な価値観で、心が軽くなる

日本では、料理ができない女性が見下されるような風潮があったり、服は毎年流行りを取り入れなきゃダサいとか、化粧するのはマナーなんて習慣?が有りますよね・・。

そういう習慣に、日本にいた頃は違和感すら感じていませんでしたが、フランスに住んだ今はもう耐えられないほど嫌です。

フランス人は人と比べません。大昔から陸つながりでいろんな国や宗教の人と関わる歴史があったからなのか、自分と人を比べるという価値観を持っていません。住むと体感できます。

服はまあシンプルにまとめれば、毛玉だらけのセーターでも、色落ちした化繊の服でも全く恥ずかしくありません。服にお金をかけなくていいし、靴も毎日スニーカーでいいし、化粧もしなくていいです。日本は同じ人種と同調文化があるから人と比べるんですかね??だって、パリにいて思うのですが、自分と身長も体格も肌の色も、宗教も出身の国も違う人たちの中で、「あのワンピースがダサい」とか?「化粧が濃すぎ・薄すぎ」って思いますか?フランス人はおばあちゃんでも、ピンクの膝上丈のワンピースを着たりしますが、日本人がよく人の服装を見て「年相応の服を着るべき」なんて言っているのを見ると悲しいし、ストレスを感じます。だって、なんだっていいでしょう?人の化粧や服をけなして、けなされた人が幸せを感じますか?

そういう、人からの悪口を気にしなくていいのはかなり幸福です。

そんなことより美味しい食事やスポーツをして過ごそうよ〜!というフランス人の考え方が大好きです。

こういう考え方は、うつ病を改善するのにいい状態を作れたというか、精神的に健康になれます。

 

【利点】働く人が幸福そう

フランスではお客さんと店員の立場は対等です。

神様ではありません笑。

だから理不尽なクレームが全くありません。

経営者と社員の関係も、もっと対等に近いものなので、フランス人はサービス残業をさせられる事もないし、取引先から無理難題を押し付けられるという事もありません。

私はブラック業界で働いて、うつ病になったので、このフランス人の働き方が大好きになりました。

お店の店員さんも、警備員さんも、のびのびと歌いながら働いて笑顔。そういうの見るとこちらも幸せになります。

ただ、サービスが悪いんですけどね。みんな適当だし、スーパーの店員はスマホをいじりながら接客するし、ご機嫌な時もあれば、不機嫌そうな事もあります。素直!でも私は、過労や自殺の多い日本より幸福な国に思えるんですよね。

 

【利点】食事が美味しくて健康的で優雅。

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フランスは美味しいものいっぱいでしょ?って言われますが、本当にそうで、これはヨーロッパの他の国々からも羨ましがられます。

まず野菜が日本より美味しくて安いです。BIOといって、有機野菜も手軽に手に入りますし、季節ごとに野菜が入れ替わり、たくさんの種類の野菜が並ぶので、フランスに居たら生野菜を食べる量が圧倒的に上がります。なにせ人参すらものすごく甘くて美味しいです!色も濃くて栄養価も高いので健康になれます。

レストランも最高です。シェフはかなり時間をかけて料理の内容を練りますし、フランスのレストランは全てコース料理なので、ワインと一緒にゆっくり、上品に、優雅に食べる文化がとても好きです。

日本の料理は世界一美味しいですが、優雅にゆっくり味わって食べる事が少ないのは残念に感じます。また、食洗機が普及して居ない日本では、買ってきたお惣菜をプラスチック容器そのまま食卓に出したりするのは残念に思えます。ゴミも日本はものすごく出ますよね。

 

【欠点】外食が高い、手軽に食事ができない

先ほど書いたようにフランスのレストランは全てコース料理になるので、気軽に安く美味しく食事できる場所が存在しません。日本のファミレスがものすごく恋しくなります!!あとスーパーのお惣菜やお弁当。こういうのも無いので、日本食を食べたいと思ったら懐石料理のようなクオリティのお店に行く事になってしまいます。正直疲れます。お金ももちろんかかります。

 

【利点】旅行がとっても良い!

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陸続きでいろんな国を旅する事ができますし、フランス国内でも旅行がものすごくしやすいです。

まず、夏季休暇は基本的に1ヶ月前後取る事ができます。気候も最高で、夏は暑すぎないし、乾燥して雨が少ないです。ハワイを涼しめにしたような気候がずっと続きます。美しい公園で本を読んだり、田舎のレストランでテラス席で食事するのもなんとも幸福!しかも日本ほどは混雑しません。毎年人生で最高の思い出を作れます。

しかも夏だけでなく春や秋も1週間くらい旅行できます。碧い海も紅葉した葡萄畑も最高に美しいです!ホテルも工夫次第で、安くて広くておしゃれな場所に泊れます。これぞバカンス!

 

【利点】災害がほとんど無い

2年間で地震は一度もありませんでした。震度1すらありません。

台風はありません。

豪雨はたまにありますが、人が死ぬほどではありません。元々豪雨なんて想定して居ない街の造りなので日本より少ない雨量でも氾濫する事はありますが、家が流されるなんて聞いた事がありません。日本では毎年どこかでこんな災害が起こっているので当たり前になりつつありますが、フランスでそれが起こったら歴史的大事件でしょう。

命の危険を考えず毎日生活できるのはとても幸福です。家だって買っても壊れる心配なんてしませんし。

日本に帰ってきたら急に緊急地震速報が鳴り響いたり、復興にかかるお金に悩まなくてはいけないのは辛い・・・です。

 

【利点】結婚も自由、貧乏でも見下されない、共働きしやすい

フランス人はほとんどの人が結婚しませんし、結婚しているか未婚かで格付けされるなんてあり得ません。まあ日本でも最近は、独身だろうと何か言われるということも少なくなっていますかね。

貧乏でも、お金持ちがバカにしてくるなんて事はありません。というのも、フランスは日本より、貧乏な家の子供がお金持ちになるのが大変難しい社会なんです。日本では貧乏だと、「努力が足りない」「バカ」なんてレッテルを貼る人がいる気がしますがフランスではそれは本人のせいでは無いし、バカになんてしません。また、フランスのお金持ちって元々貴族だったりして礼儀をわきまえているので、心に余裕を持っているというか人を傷つけるような行為はしない気がします。自分の裕福さはどうであれ、人にひどく言われないならストレスが少ないですね。

日本よりいち早く共働きの社会を実現したフランスでは、社会の様々な事が共働きありきでできているので、ストレスが少なくて良いです。例えば、フランス人は料理をあまりしません。女性でも。家で毎日何品も用意するなんてしないのが当たり前です。また、洗濯機は乾燥機能つきが当たり前、食洗機が普及している、湯船は普通入らないので風呂掃除なんてあまり必要ありません。とにかく家でこなす家事の量が少ないです。

また、大きいと感じるのがゴミ出しの方法。フランスのゴミ出しは本当に簡単なんです。毎日何時に出しても良いし、プラ容器や瓶は洗わなくてOK!だから、「明日は何のごみだっけ・・」って気にしなくてもいいんです。かなりストレスが減ります。

今日本で女性が辛いのは社会の仕組みと、周りの理解のなさですが、そういうストレスからおさらばできます!

こちらについても以前書いたのでもっと知りたい方は過去記事で

www.emilynoie.com

 

 

【利点】冬とっても暖かい

パリの緯度は北海道と同じくらいなので、かなり寒い地域なんですが、暖房のシステムが日本よりしっかりしているので家の中がとても暖かいです。

私が一番フランスに帰りたいと思うのは実はこれです。

24時間、春のような気持ちの良い温度に家中が保たれているので、外が寒いと忘れるほどです。蛇口からはすぐお湯が出るので、冷たい水で手を洗ったり歯を磨くことも無いです。これはヨーロッパのお湯がタンク式だからです。タンクの中身が空になったらしばらくお湯が出ないと言われますが、実際なくなった事はありませんでした。

日本ももっと、冬暖かくするのが当たり前なら、こたつなんて全く必要ないし、湯船に入る必要もあまりないんですよね。しかも全然風邪ひきません!快適だしストレスフリーです。

 

【欠点】街と公共交通機関が汚い

フランスの街は、色んなところにゴミやう◯ちが落ちていて常に下を向いて歩かないといけません。正直臭いし最悪です。

地下鉄は便利ですがとても汚いです。落書きだらけで不衛生。ところどころ壊れて居る。椅子のシートはボロボロで破れたり。

日本はこの点でトップレベルなので他国に行くとすごく不満に感じます。

フランスは治安とこの汚さのせいで、外出を渋ってしまいがちになります。観光なら気にならない人も居るかもしれませんが住んでこれが日常なのは本当に最悪です・・・

 

まとめ

まだまだありますが今回はここまで。

どちらが幸せですかね〜。

価値観をがっつり変えたという意味で、海外生活はうつ病にはプラス・・だったかな?と思います。劣等感とか、感じる事がなくなりました。

でも言葉の問題もあって、ストレスは本当に大きいし、他国に居るというアウェー感はずっと感じ続けます。日本を結構嫌いでないと、他の国の方を永住するほど好きになるってなかなかレアケースかもしれません。

外国でのストレスなどから、フランスでうつ病になる日本人も居るそうです。

よく眠れるけどうつ病でした-心療内科は怖くない

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皆さんどれくらい当てはまりますか?

 

これは私がうつ病だと診断された当時の主な症状です。 

 

一般的なうつ病のイメージとは多分違いますよね?私自身、うつ病は不眠症と食欲不振を伴う物だと思っていたので、自分がうつ病だとは思っておらず、病院に行って「うつ病ですよ」と言われた時には驚き、「どうして?」と思いました。

うつ病って、不眠と食欲は必ずセットではないようなんです。お医者さんの診察でも不眠や食欲の有無は診断にはそれほど重要ではないようで、多分一番大事なポイントは、「もう生きていたくない」という部分なのだと感じました。

それって気分でしょ?・・・って思う方もいるかもしれませんが、今思えば当時の私の状態は異常で(毎日もう死のうと思っていた)しかも薬で改善したのでとても不思議です。

 

私は3年程前にうつ病と診断され、今は薬を殆ど必要としない状態にまで回復しました。当時の私は自分を怠け者だと思い、自分を毎日責め続けて、病気じゃないと思っていたし、病院でも先生にそう言われて冷たくされるだろう。だいたい、精神科になんて行ったら人生の終わりだ。もう苦しいからいっそ終わらせたい。死にたい。死ななきゃ・・・と思っていました。

 

今苦しんでいる人が、もっと早く心療内科に行けるきっかけになるよう、今日は心療内科がどんな所なのかを中心に書きます。

 

自分は病気なのかどうか?

まず、うつ病の症状は腹痛や頭痛などと違ってはっきりと形容し難いものなので、大抵の人は、「自分はうつ病に違いないから病院の予約を入れよう」とはならないものです。だいたい、気持ちが弱いとか怠けていると思って自分自身を責めますし、家族や会社から役立たずと責められることもあります。

じゃあどうすればいいのか?

ポイントは

 

「何かがつらいのならあなたは病院に行っていい」

 

という事です

それが、生きる事そのものでも構いません。ずっと仕事に集中出来ないということでもいいです。一見自己責任と思えるような症状でも、お医者さんは真剣に聞いて相談に乗ってくださいます。薬でなくカウンセラーを紹介してもらうことも出来ます。

ですので、辛い時はとりあえず病院に行ってください。私は数ヶ月かかってしまいました。

 

病院に行く前の私の症状

参考までに。私はこうでした。

興味のない方は飛ばしてください。

【うつ病の人の考え方】
  •  生きる価値のない自分が、他の生物を犠牲にして食事する事が申し訳ない(けど食事をやめられないからまた自責する。)
  • 息をするのが申し訳ない(こんな何もできない自分がなぜ酸素を消費するのか分からない)
  • 申し訳なくて、家で毎日泣いて土下座 

 

あ〜・・なんか書くと笑えますね!

当時は真剣にそう思ってたけど今見ると笑えます・・・!

 

でもこれ、後にうつ病だと打ち明けてくれた友人も全く同じことを言っていて意気投合しました。

 

 

心療内科(精神科)は怖くない

心療内科と精神科の違いははっきりとはありませんが、大抵は大病院だと精神科になります。どれくらい重症の患者を扱うかという違いのようです。ですので、初診ならまず近所の心療内科を受診する事になります。電話で予約が必要です。心が弱っている時にはハードルが高いですね。

嘲笑されたり、傷つく言葉をかけられたらどうしよう・・・と思いますよね。

私も、もし病院で何かひどいことを言われていたらその日に死んでいたと思います。

だから勇気がいるんですよね。死ぬか、医者に行くかの二択になってしまうから。

 

大丈夫です。

 

私は引越しなどで3人の医者に診てもらうことになりましたが、

心療内科の医者とスタッフはみんな驚くほどいい人です

最初はびっくりしました。内科ではひどい扱いをされた事もあったから余計に。

でも考えてみてください、私やあなたよりもっとひどい状態の人を診る人なんです、性格がきつかったり聞き上手じゃない心療内科医は商売になりません。患者がパニックになったり暴れたりする可能性もあるんですから。心療内科医は親切で優しくないと生き残れません。だから大丈夫です。みんなもれなく優しいというか人当たりがソフトです。

医院探しにはコツがあります。

【病院探しのコツ】
  • 事前に電話して予約をとる
  • 家から近い病院を選ぶ 

 

お医者さんはみんなだいたい優しい方なので、どこを選んでもあまり心配ないのですが、家から近いかどうかは結構大事です。心が疲れている時に、電車や車で人の多い場所へ行ったり遠くに行くのは余計に負担がかかるからです。

初診の後、薬が処方されたら3〜5日でもう一度行く事になります。その後は薬が合えば1週間に一度、一ヶ月に一度・・・と減っていきますが結構な回数通う可能性があるので、負担の少ない場所を選びましょう。ストレスのかかる生活は病気の治りを遅くします。 

 

私は夫が代わりに探してくれました

まあ情けないですが、病気じゃないと言い張る私の代わりに、夫が代わりに近所のクリニックをネットで検索してくれました。

 

本当に助かりました。うつ状態の時って、考えがまとめられない、決められないという症状も出るので病院を探すのも辛いんですよね。

もしあなたのそばに頼れる人がいるなら、病院探しをお願いしてはいかがでしょう。

また、これを読んでいるあなたが、誰かの代わりに病院を探しているのなら、本人に一言伝えてから病院探しをする事をお勧めします。事後報告だと強制感が出て追い詰めてしまうかもしれません。

 

 

病院予約は誰かに頼んでも大丈夫です

私は、夫が「予約してあげる」と言ってくれたものの、自分でしました。

でも家族や信頼できる人に頼んでも大丈夫です。代理で電話予約をする方は結構いるようで、私が電話した時も「症状が出ているのはあなたご本人ですか?」と聞かれました。やはり自分で電話できない状態の人もかなりいると思われます。

私は電話でこう言いました

「眠れない」とか「食欲がない」という症状がない場合、電話でなんて説明したらいいかわからないですよね。

私がした説明はこんな感じです。

私「あの……なんか……なんか……仕事が出来なくて…家事もずっと出来なくて…熱も出たりして…最近…それで…あの、そちらに相談したい…です」

すごく曖昧なんですが本当にこうだったので仕方ない。

軽く症状を聞かれてからスケジュール決めします。

 

初診日に家族や友人同伴でも大丈夫

家族同伴で通院する方も結構居ます。

客観的な視点でも症状を伝えてもらえるし、何より安心感があるので良いと思います。

私は迷ったんですが結局一人でいきました。

 

いざ相談

30分くらいかけて詳しく症状や仕事のことなどを話します。

 

私の場合

実は私は妊娠を希望しており、

先生は、薬を希望しない私に、こころの相談所やカウンセラーをいくつか紹介してくださいました。

しかし先生に、「ちゃんと薬で治した方が良いかもよ?」

と言われ、確かになぁ…と思ったので、結局薬での治療を選びました。

ちなみに、私の薬は妊娠中も問題ないものです。同じく妊娠希望の方、相談してみるといいですよ

 

病院へ行って変わった事

【病院へ行って変わった事】
  • 一気に症状改善
  • 先生が居るという事が、心の支えになる
  • 死にたい気持ちが減る
  • 周りの理解が得やすい
  • 同じ病気の人と話が合うようになる

 

自分が病気だとわかると、色んなことが仕方ないと思えて心が楽になりました。

周りの理解が得られるのもいいです。責められない状態になると一気に症状が改善してきます。

仕事は辞めることにしましたが、もう仕事場に行くのも嫌だったので、残していた荷物を送ってもらう事にしました。申し訳ないけれど病気なので仕方ないです。

意外と周りにうつ病の人って居るもので、私がうつ病だと打ち明けたら、「実は私も」という人が結構いて、薬や病状について「あるある〜」って言い合えるのがとても心強いです。

 

まとめ

この記事で、つらい方が救われることを願います。

今似たような症状でお悩みの方、「なんか文が長くて息苦しかった」のでは?

文章を読めない、うまく理解できないのもうつ病のよくある症状なんですよ・・・。あなたのせいじゃありません。まあ、私の文章力のせいではありますけど笑。

つらい方へ

長文を読むのがつらいのはうつ病のせいです。オレンジの枠の中だけ目を通してみてください。そして病院に予約を入れてください。あなたの仲間はたくさん居ます。

 

うつ病3年半、海外暮らし2年。皆さんに感謝

今日は、私のブログを読んでくださった方にお礼が言いたくて、書きます。

私はグラフィックデザイナーとして7年ほど働き、その頃は風呂さえ何日も入らず徹夜し続け、うつ病になって仕事を辞め、その後フランス パリに住む事になり、このブログを始めて8ヶ月程になります。

うつ病は良くなってきたものの、まだたまに薬が無いと不安定な状態です。

 

新たに仕事を始めるにも、

うまく人と関われるか?今までのクオリティが作れるか?途中で限界がきてしまったらどうしよう…?

など不安が大きく、まだ躊躇している段階です。

 

フランスでの暮らしはストレスも大きいですが、仕事も容姿も何も人と比べる必要がなく、全ては個人の自由で、顔を上げ誇って良いと教えてもらえた事は大きかったです。

 

ブログを始めたのは、周りからの勧めですが、

インターネット上で人と関わる事は、ひどい言葉をかけられたりするリスクを負う、恐ろしい事だと思っていました。

しかしこの8ヶ月、皆さんが私の記事を読んでくださった事で、私の心は少し救われた…というか、支えられてきました。

こんな状態でも、誰かに言葉を届けられた事が嬉しかったし、

何かの役に立てたかもしれない事が嬉しかったです。

 

私は、うつ病になってから未だに、長文が読めません。

これはうつ病によくある症状の一つで、文章を口に出せても、何故かそれを「理解」できないのです。

小説や物語はとくに難しくて、好きだった作家さんのものでも今は読めません。

少しずつ挑戦はしたいと思っています。

ですので、いつも読んでくださり、私のブログに読者登録をして下さっている方の、ブログ記事を読むことが難しいです。

ごめんなさい。

でも、ありがとうございます。

どうしても一度お礼が言いたかった。

 

誰もが人を傷つけるし、私もそうだけれど、

一方的に搾取されたり、暴力に耐えた記憶は消えなくて、未だに思い出すたびにつらくなりますね…

 

このブログで私を静かに見守ってくださりありがとうございました。

もう少し、続けていこうと思います。

支離滅裂な文章になってしまいましたが、もっと文章を勉強して良くしていきます。

 

皆さんの心が穏やかでありますように。

日本のサマータイム絶対反対!フランス在住です

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日本のサマータイム導入について。

日本の世論がどうなっているか分からないけど

こんな穴だらけの法案多分導入される事はないですよね??

…と信じていますが一応言っておこうと思います。

私は反対です。

 

体感している一番の不都合な点、それは…

 

寝る時間になってもまだ暑い!!!

 

って事です。

 

ただでさえ日本では、暑すぎて眠れん!…って事も多いのに2時間も早めたら今より高い気温で布団に入ることになります…。

寝苦しくて、眠るのが自然と遅くなります。

 

日本より涼しいフランスですら、この部分に馬鹿馬鹿しさを感じております。

 

しかも、寝る時の気温に合わせて涼しい格好と冷房設定してしまうと、

朝はめっちゃ冷えてる!!!

夜と朝の気温差すごい…

 

夜は掛け布団とか薄いのでないと眠れないのに、朝方になると寒くて、一度目が覚めて温度調節し直して、掛け布団をしっかり体に掛ける…というのを

毎日やってます。

もちろん、風邪をひきます。

私は一週間鼻風邪に苦しみ、今日やっと回復してきたところです…

なんて非合理的。

 

そして報道されているとは思いますが、フランスではどうやら来年にはサマータイム撤廃という動きになっているようです。

今年からか?!という報道もありましたが間に合わなかったようです。

 

フランス人は皆んなサマータイムでストレスを溜めているみたいで、知人フランス人女性も「全然必要じゃない!」と毎年怒っております。

 

利点はというと、

22時位まで日が沈まないので、芝生でピクニック出来るって事ですかね。

夕飯をタッパーに入れて、外でピクニックしたりします。

 

ただ基本的には、夜明るくて遊ぶのって、仕事してない観光客くらいかな?平日はやっぱり疲れてしまいますし。

というか…あれっ…日本って雨が多いのに、明るいからと言って出かけます?!フランスは雨が少ないから失念していたけど、夕立ちとか多いからピクニックとかは無いですよね?店は大体室内だから明るさと関係ないし。

 

ちなみに知人フランス人女性がサマータイムを嫌いな理由は、

  • 誰かしらが忘れて時間を間違えるので仕事に無駄が出る
  • 待ち合わせや予約ですれ違いが起こる
  • 家中の時計をいちいち何度も変えなきゃならない

だそうです。

 

 

この記事の前に夫に、

「日本のサマータイム導入をどう思う?」

って質問したら、

「賛成〜。だって経済効果とか見込んでるんでしょ?いいじゃん」

って言われました…。

どう考えたって損失の方が上回りそうだけど?!

夫は、良く言えば前向きで自信家な性格、悪く言えば楽天的で能天気なんですが、多分日本の政治家の方もこのタイプなんですね?

「なんかやってみようよ〜」

って感じなのかな…

 

フランスと日本の、医療の違い-フランス在住

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フランスでは医者の男女比がおよそ半々だそうです。

日本では男性がおよそ8割、女性がおよそ2割なのでだいぶ差がありますね。

 

では日本とフランスの医療サービスに差はないのか?

フランスの医療はどうやって成り立っているのでしょうか?

 

フランスの医療ってどれくらい違う?

救急車はなかなか来ない

日本なら誰でも無料で、呼べば5分で救急車が来てくれますが、フランスは全くそんな事ありません。路上で具合が悪くなった人が、ずっと待たされていたのを見たことがあります。救急車はありますが日本より遅いし、状況を詳しく説明した上で緊急性が認められれば手配して貰えるのでそれだけでも時間を要します。お金があれば有料の、医者同乗の救急車を呼ぶことも出来ますが、これも日本ほど徹底して素早くはありません。そもそも日本よりずっと、街を走る救急車の音を聞かないし見ないので、基本的にはみんなタクシーや自家用車でなんとか病院に行くことを想定していると思います。

緊急性の病気や事故の場合、日本より救助が遅い事は覚悟しなければなりません。

 

初診は医者の家へ行く

かなり緊急性の高い症状でなければ、まずは医者の家へ訪問する事になります。

家といっても台所で診察…とかではなく、簡単なオフィスのような部屋です。

大病院の医者でなければ、フランスの医者はみんな個人の診察部屋を持っていて、そこへ予約の電話を入れてから訪問する事になります。

そしてかかりつけの医者は、基本的には代えてはいけないそう。

遠くに引っ越すなどの事情が無ければ、家族皆んなでずっと同じ医者に診てもらうのが習慣だそうです。

その方が持病や特徴を分かってもらえているし安心でしょう?という考えのようです。

しかし予約が多ければ診察まで何日もかかったり、何週間もかかる事もあります。医者が旅行に行ってしまうという事もあり得ます。

日本のように予約無しでも、当日中に医者が無理をして診察を終わらせると言う事はしてもらえません。

 

結構な頻度で医者へ行く

それなら風邪やインフルエンザの症状があっても病院は諦めるの?と思われるかもしれませんが、日本人と同じくらい、結構医者へ行くそうです。風邪をこじらせたりインフルエンザでももちろん行きます。

先述の通り初動が遅いのは欠点ですが、リウマチやアレルギーなど継続的な治療を要するものだと、同じ医者に診続けてもらえるので日本より良い治療が見込めるかもしれません。

 

お金を出せば、選択肢が増えそう

知人のフランス人女性はリウマチなのですが、定期的に医療施設に予約を入れて、数日入院しつつリハビリをしています。日本ではそういった施設、あるんですかね?あっても、医者から絶対に必要であると診断されれば行く事になるし、受けたくても許可してもらえないという事もありそうですよね。

有料の私立病院があるフランスは、どれくらい健康にお金を使いたいか選択できる自由はあるかもしれませんね。

 

自己治療がもっと充実している

先述の通り、初動は遅いし簡単に医者に頼れないので、日本人より健康管理を自分でするという意識が高いなと感じます。

民間療法だと、風邪をひいたらスパイス入りの熱々ラム酒を飲むという習慣があるそうで、日本の卵酒とよく似た方法があったりします。

結構違うのは、普段から漢方や食べ物で健康を保とうとする人が多い事ですかね。

まず漢方が安く薬局で手に入ります。日本は若い人なら、お金をかけて漢方を毎日飲む人って相当珍しいと思うんですが、フランスは価格のせいもあって積極的。

また、小さなスーパーでも健康的な加工食品が手軽に買えるしとても美味しいです。大豆ミートのナゲットとかハンバーグはレンジで温めるだけで簡単だし個人的に大好き。和え物サラダも種類が豊富。キヌアとか。ビーツとか。生野菜も日本よりずっと安いし色が濃くて栄養価が高いものが人気。農薬の少ないものを選ぶ。本当によく食べます。

それから、街にたくさん個人経営の薬局(ファルマシー)があって、薬剤師さんが健康相談に乗りながら薬や健康グッズを教えてくれたりするんです。

 

フランスの医療レベル

手軽に医療が受けられるという意味では日本の方が優れているとも言えるし、先進医療を積極的に取り入れるという意味ではもしかしたらフランスの方が上の時もあるかもしれません。

今年フランスで出産した日本人に違いを聞いたのですが、フランスでは無痛分娩が当たり前だしほぼ100%だそうです。妊婦が痛みを訴えないので医者の時間負担が相当減るんだそうです。本当に産まれる直前まで病室待機で、分娩もハサミを使う事が痛み無く出来るので、医者のペースで素早く進められるんだそうですよ。

日本は無痛分娩の負の部分が目立って報道されているのか、本当に事故が多いのか分かりませんが、産婦人科医の多忙ぶりと職離れが相当問題になっているのに改善がなされません。

ただ、手術の同意書無くしちゃった!とか患者の高額なレンタル器具無くしちゃった!とか…ほんといい加減なんですよねフランスのサービス!

 

まとめ

ここまで読んで頂いて、フランスのサービスって結構いい加減で日本より不安…と思ったかと思います。その通り!

だけどね、日本はそのしわ寄せを全部、医者が請け負って相当な過労状態なんですよ。

私たちがこの、日本のかなり平等で充実した医療を受けたいのであれば、もっと相当の医療費を支払い、医者と病院を増やさなければ受けられない恩恵でしょう?

私は今の日本に対し、「素晴らしい事のためならタダでも働け!」という傲慢さを感じずにいられません…。

医者が過労死寸前の法外な労働を強制されているのに、それってみんながハッピーな状態ですか??

少なくとも医療従事者は違いますね。

じゃあどうすればいいの?

って思うでしょうが、私はこの不健全で不平等なバランスの日本の医療を、フランスと近い状態まで(それが完璧な答えとは限らないし他の国も参考にしたいですが)変えるべきだと考えています。

そんなの病気になった時困るし、不幸だふざけるなと思う人は居るでしょうが、フランスに住んでみたら分かります。

医療にどこか欠点があっても、フランス人の方が、幸せそうな人が断然多いって!!

あのね、医療をコンビニ感覚で受けられる事って、誰かの苦しさを無視してでも守らきゃいけないほどに幸せの絶対条件ですか?!

 

医療の手軽さと幸福度は比例しない

フランスなんて行かないし知るかという方のため数字を示しますと、2018年国連の、世界幸福度ランキング フランス…23位。日本…53位です。もちろんこんな曖昧なランキングは参考にならないとも言えます。でも、どちらの国にも住んでみると違いを実感せざるを得ませんでした。

 

フランス人は残業をしない

幸福そうな理由の多くは、過労しないことと、沢山休みがとれて、沢山旅行に行っている事のように思います。

フランス人は残業しません。与えられた仕事が終わらなかった場合、積極的に放置します!

不当な労働を拒否するのは悪いことではありませんよ。

だからフランスでは医療をコンビニ感覚で受ける事は出来ないし、お店は日曜休みだし、無理を聞いてはもらえないし、不便な事は日本よりずっと多いです。

でも、不便が無い代わりに沢山の日本人労働者が、定年まで少ない休みで長時間労働させられて幸せですか?

 

私はうつ病をやったので…

私は日本に居た時、一週間まるまる風呂にも入らず家にも帰らず、横になって寝る事も出来ず働いていました。

6年程働いて急にうつ病になり、働けず、自殺ばかり考える日が続きました。

業界全体がこんな労働環境で、日本人や日本経済のため!…とか思って働いていました。

うつ病になる程働いても、会社も国も助けてくれません。

だから、日本の医者たちが過労状態なのに、サービスの質を落とす事はちょっと…という都合のいい利用者は許せません。

医者を含め、私のような労働者は日本にゴロゴロいます。

これを読んでくれた方が、日本全体の幸せって何か?を考えるきっかけとしてくださることを願います。